ラヴェル作曲『亡き王女の為のパヴァーヌ』 | 鈴木久美子のピアノライフと教室日記

鈴木久美子のピアノライフと教室日記

愛知県瀬戸市でピアノ教室を開いて30年になります。ソロリサイタルや、サロンコンサート等、積極的に行っています。
楽しい教室の活動、指導における思い、ブログに書いていきたいです。ピアノを通して感動したこと、心が豊かになったこと、綴っていきたいです。



7月の発表会に向けて、
中学生の生徒さんが頑張って取り組む



ラヴェル作曲
亡き王女の為のパヴァーヌ




弾き込む時間が足りなく、楽譜をガン見していますが目あせる


本当に素晴らしい音楽ですキラキラ




ただ、私…


お恥ずかしいことに、原曲が管弦楽版だと思っていたのですネガティブガーン


そう…そのくらい、ものすごく立体的なのです。



まるで、森の中で

鳥の声、木漏れ日、そよ風、木の葉が掠れる音、ざわめき、妖精…

いろんなものを感じていて、それをすべて楽譜に並べられたような、そんなイメージなのです。



そして、音色を変える為に

指のセンサーはMAXになります。







こんなに美しく、癒しのある温かい旋律。


なのに、なぜこの曲が「憂い」を感じるのか…


この曲の1ページ目の和声進行を勉強してみました。


 Ⅰ 度の和音に落ち着くところが

 Ⅲ 度や Ⅵ 度(共に短三和音)に… それが頻繁にあり、

また、常に短調に行きつつ…のト長調なのです。


*ついでに言うと、七の和音がいっぱい恋の矢






またまた勝手な分析ですが、


なるほど、納得です。








​あらかんピアニストのひとり言

YouTube毎日配信9作目