憧れの…
ベートーヴェンの「テンペスト」第3楽章
これを初めて聴いたのは、高校一年生の時。
「テーマ…綺麗」
…思ったのも束の間、
冒頭からずっと、絶え間なく16分音符が流れ続け、「なんてドラマティックな曲なんだろう」…そんな感動を覚えた、その記憶が甦りました。
約7分の演奏所要時間。
ソナタ形式です。
でも、この「テンペスト」…ソナタ第17番。
弾くにも聴くにも、
やはり全楽章を通してでないと。
そこにベートーヴェンの強い精神や、感情の変化、魂…を感じ、大きな感動を得られるから。
作曲年は、1802年。
…と言えば、『ハイリゲンシュタットの遺書』を書いた年です
絶望と闘いながら「生きよう」とするベートーヴェンの魂が、この音楽の深いところに渦を巻くように感じることができます。
…と書きつつも、私はこの曲を演奏したことがないのです
その分、余計に…レッスンは真剣勝負です
でも、「弾いたことが無い」利点もあるんですよ。
その分、余計に楽譜を真剣に読みます。
生徒さんの成長に追い付くには、
自分が練習するより、勉強した方が早いのです。
さて、発表会に向けて
第3楽章の展開部で苦戦している生徒さん。
60分のレッスンでは、すべてを伝えきれず…
次のレッスンまでこのまま野放しにする自分も許せず…
昨日、慌てて動画を作ってみました。
あらかんピアニストのひとり言
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