暗譜 ⑤ 「その他の、ありとあらゆる克服法」 | 鈴木久美子のピアノライフと教室日記

鈴木久美子のピアノライフと教室日記

愛知県瀬戸市でピアノ教室を開いて30年になります。ソロリサイタルや、サロンコンサート等、積極的に行っています。
楽しい教室の活動、指導における思い、ブログに書いていきたいです。ピアノを通して感動したこと、心が豊かになったこと、綴っていきたいです。



実は、 たった2ヶ月で
他の難曲と同時に
7分半の新曲を暗譜して仕上げることになりました滝汗
永遠の課題のひとつ「暗譜」について、
自身の取り組みの中で、思いついたことを
わかりやすく書いていけたら…と思います。
 2024.1.16.

これまでの

暗譜①「大人になると怖くなる」

暗譜②「暗譜をするタイミングと印象付け」

暗譜③「指を這わせて覚える」

暗譜④「暗譜しなきゃいけないの?」

,,,,は、こちらから💁‍♀️


ここ三日ほど 夜寝ている間、

ずっと曲が鳴ってます凝視

頭の中で…

ずっと楽譜や音符がチラチラして、

浅〜い睡眠になりましたネガティブ



でも、実はこれ、いつものことあせる

早く、目標を達成して、安眠したい大あくび



さあ、今日は

先日書いた②や③以外の暗譜克服法について

一気に書こうと思います。



曲の構成を知って覚える

物語に構成があるように、音楽にも構成があるのです。花や葉っぱや虫や動物を表現・記憶するのも大切ですが、森全体を見ることが出来なくてはならないのです。

自分が今、曲のどのあたりを弾いているのかな?

(私は、楽譜を縮小コピーして、広げて眺めたりします。)



どこからでも出られるようにする

バッハの暗譜の時に、よくやりました。楽譜に「ABC…」と段落ごとに書き込んでいき、クジを作ってゲラゲラ「クジ引きをして、そこから弾く!」よくやります。出来るようになると、妙な安心感が得られます笑



録音してみる

これは、効果ありますね。「自分しか聴かない」ってわかっていても、緊張しますものアセアセ緊張してどれくらい弾けるか…汗



聴いてもらう

人に聴いてもらうことは、録音の10倍ぐらい効果があります。私は、まずはぬいぐるみに聴いてもらいます泣き笑い

ぬいぐるみ相手に緊張してしまう、小心者っすねこへび



片手ずつ暗譜する

リサイタルの時などは、必須です。もちろん、全曲!

片手ずつ弾くのを、義務だと思わないことが大切ニコニコ

発見をするのですひらめき電球

「え、左手だけでもすごく綺麗ラブ

「この隠れた部分、聴かせたいなぁ…ラブ

ってね。



寝る前やウォーキング中

まるでリアルに楽譜を書くように、すべての音を順番に思い浮かべていきます。その時の注意点は、指を動かさないこと注意指を動かさなくても、その音を何番の指で弾いているか、すべて立体的に、頭の中で再現します。


きゃ〜っあせる書きながら、気が遠くなりましたおばけくん


*因みに、ウォーキングの時にこれをやると、すごく怖い顔になります笑い泣き




実はまだ他にも、やれる事はいっぱいあるのですニコニコ

楽譜を一冊の本や地図だと思って読むことや

楽譜を実際に書く(高校時代、授業中に隠れてやってたウシシなど…




超ゆっくり

最後に、最も効果的な練習法を恋の矢


「ゆっくり」って、人によって感覚が違うのですが、「」が付きます泣き笑い

重要なのは、どのくらいゆっくりか…という事。

絶対勢いでは弾けない。

「えっと、次は何の音だっけ?」と

都度、意識することが大切なのです。

気が長くないと出来ませんが、私は(気が短いくせに笑い泣き)大きな本番では、この練習を欠かしません。


大曲の場合、時に一曲が50分になることも叫び



では、例として、ショパンの革命のエチュードの場合、どのくらいゆっくり暗譜練習をするか、動画にしてみます。

よろしければ、ご覧ください目








今日はこれまで。

これ、全部やれたら、
もう思い残すことはありません(笑)


心のゆとりと
時間のゆとり


必要ですよね凝視汗




さあ、明日は完結編です爆笑ラブラブ