平成26年5月定例講座を開催しました | ~松花堂昭乗研究所~

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こんにちはビックリマーク

松花堂昭乗研究所ですにひひ


ゴールデンウィークも過ぎました。

みなさんいかがお過ごしですか?


松花堂昭乗研究所では5月10日(土)、定例講座を開催しましたひらめき電球


前半は松花堂昭乗の書状(『茶道文化研究』第4輯152頁所載、陽明文庫所蔵資料〈132〉)をよみました。 

昭乗さん、信尋公より「字」を書く依頼を受けているようです。「真名 六枚、仮名 五枚」について、まず書き上げるのだそう。

そして、他に必要な「字」がありましたらおっしゃってください、といいます。

どんな字だったのでしょうね。「真名」というのは漢字のことです。お手本なんでしょうかね。

気になりますね。


今回の書状には「左京」こと中沼左京(昭乗兄)や、「内膳」こと板倉重昌、そして「宮様」と呼ばれる方も登場しました。

「宮様」については、信尋公の兄弟のどなたか・・・ということで特定には至らず、残り多いです。


さて、後半は細合半斎渾身の松花堂昭乗探訪録ともいえます「男山栞」を読み進めました。

今回読んだ部分では、覚書的記述が続きます。

その中には、安永7年(1778)に伊勢へ旅した折の当地に伝わる松花堂関係作品を探査した記述がみられました。

白楽天の漢詩と遍昭の和歌が書された1幅については、「幼年の書と見ゆれども殊の外見事、正筆たるべし・・・」と評しています。

「幼年の書」って、なんとも気になる表現です。


さてさて来月も続きを読むのが楽しみです。


来月もよろしくお願いいたしますニコニコ