【電子版限定アザーカット集付き】将棋世界 2024年12月号(付録セット) [雑誌]
Amazon(アマゾン)
【 投了図・100手目△7五飛 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 銀、桂、香、歩6
△永瀬九段: 金、歩3
藤井聡太王将への挑戦権獲得を目指して
大詰めを迎えた第74期王将戦挑戦者決定リーグ。
先週木曜日(14日)には優勝にも関わる注目カード
「羽生善治九段-永瀬拓矢九段」が行われました。
結果は、上図100手までで永瀬九段が後手番で勝利。
同じく4勝1敗で並ぶ西田拓也五段とともに首位を堅持しました。
42手目△6五歩。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 歩
△永瀬九段: なし
戦型は「矢倉」
仕掛けを急がず堅実に駒組みを進める先手に対して
永瀬九段は上図の局面で6筋から先に突っかけます。。
65手目▲2七飛。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 歩8
△永瀬九段: なし
最初の仕掛けから途切れることなく
トントン拍子で歩を突き出し、模様を動かす永瀬九段は
あっという間に上空を支配し、形勢の針を引き寄せました。。
一方の羽生九段は防戦一方の苦しい展開に。。
我慢しながら終盤戦でのチャンスを待ちますが。。
【 投了図・100手目△7五飛 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 銀、桂、香、歩6
△永瀬九段: 金、歩3
盤上の流れは変わることなく
永瀬九段が最後まで一方的に押し込み
羽生九段は為す術なく、上図で無念の投了を告げました。
大きな4勝目を飾った永瀬九段はきっちりと首位をキープ。
強かに優勝を見据え、最終戦は近藤誠也七段と対戦します。。
すでにリーグ陥落が決まっている
羽生九段は見せ場なく敗れ、1勝4敗となりました。。