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本日の将棋界では、第83期順位戦のうち
B級2組の5回戦が一斉対局にて行われており
注目の伊藤匠叡王も登場。関西将棋会館にて
北浜健介八段と対戦中。。
2手目△8四歩。
上図での持ち駒
▲北浜八段: なし
△伊藤叡王: なし
本局の先手は北浜八段。
その初手は角道を開く振り飛車指向の▲7六歩から。。
対します伊藤叡王は2手目に、△8四歩と飛車先を突き
こちらは居飛車を明示して対局はスタート。。
7手目▲8八飛。
上図での持ち駒
▲北浜八段: なし
△伊藤叡王: なし
自然な駒組みを進める後手に対して
北浜八段は上図で飛車を8筋へと振り「向かい飛車」を投入。
戦型は予想通りの「対抗形」となりました。。
45手目▲1八香。
上図での持ち駒
▲北浜八段: なし
△伊藤叡王: なし
戦型が決まったところで
両者は息を合わせて自陣の駒組みを進めますが
6筋に「銀対抗」を描くと盤上は次第に膠着状態に。。
手詰まり気味の先手が1筋の香車を繰り上げ
「穴熊」を示唆した上図の局面で、夜戦に備えて
夕食休憩突入となりました。。
伊藤叡王の今期ここまでの成績は
25戦14勝11敗(.560)。順位戦は3勝1敗。
フルセットの熱戦の末、難攻不落の藤井聡太七冠を下し
見事叡王奪取を成し遂げ、一躍名を上げました。
対します、北浜八段の今期ここまでの成績は
14戦6勝8敗(.429)。順位戦は2勝2敗と五分の星。
大きな注目の集まる本局を白星を飾り弾みとしたいところ。。
両者は本局が二度目の公式戦顔合わせ
初手合いは伊藤叡王が勝利を飾りました。。
ジリジリとした展開を打開し、先に仕掛けるのはどちらか。。
夕食休憩明けからのねじり合いに期待と注目が集まります。。