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5連覇を目指す藤井聡太王位に
王者復権を目指す渡辺明九段が挑戦する
注目の第65期王位戦7番勝負。
将棋界の初夏の風物詩が、本日より
愛知県名古屋市「徳川園」にて運命の幕を開きます。。
藤井王位の今期ここまでの成績は13戦9勝4敗。
豊島将之九段の挑戦を受けた名人戦は見事防衛を果たすも
続く叡王戦は同世代のライバル伊藤匠七段の前に競り負け
無念の陥落、八冠独占が崩れ七冠後退となりました。
しかし、初めての番勝負敗退のショックを引きずることなく
山崎隆之八段の挑戦を受けた王座戦は開幕3連勝で圧倒し
貫禄の防衛を達成、自身初の永世称号を手にしました。。
徹底した研究将棋を相手に番勝負を連続して戦う
神童に気の休まる時はありませんが、ここまでは相性の良い
渡辺九段との7番勝負でどのような将棋を披露し結果を残すのか
今期後半戦をも占う試練のシリーズを迎えました。。
対します、渡辺九段の今期ここまでの成績は
8戦して4勝4敗。順位戦はA級で開幕戦黒星発進と
内容的にも好調とは言い難いですが、それでも要所では
さすがの勝負強さを発揮し、王位戦の挑戦権を獲得しました。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで24戦して、藤井王位が20勝4敗と大きくリード。
タイトル戦では4度顔を合わせ、全て藤井王位が制しており
渡辺九段にとっては天敵へのリベンジの舞台となります。。
対局開始は午前9時より
振り駒で決まる開幕戦の手番で、先先良く
先手を得たのは藤井王位でした。。
8手目△8四歩。
上図での持ち駒
▲藤井王位: なし
△渡辺九段: なし
藤井王位の初手は飛車先を突く▲2六歩から。
対します、渡辺九段は2手目△3四歩と角道を開き
戦型に含みを持たせて対局をスタート。。
続く3手目に、藤井王位が角道を開いたのをみて
渡辺九段は自らの角道を止め、振り飛車投入を示唆しますが
上図の局面で、飛車先の歩を突き一転居飛車を明示。。
開幕戦は力戦模様の進行となりました。。