決着の大一番。。本日、第9期叡王戦5番勝負/第5局「先手は藤井叡王、戦型は角換わり」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

決着の大一番。。本日、第9期叡王戦5番勝負/第5局「先手は藤井叡王、戦型は角換わり」

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4連覇を目指す藤井聡太叡王に

「藤井世代」の一番星・伊藤匠七段が挑戦する

第9期叡王戦5番勝負。

 

ここまで4局を消化し、ともに譲らず2勝2敗のイーブン。

勝者がタイトルを手にする注目の大一番/第5局が、本日

山梨県甲府市「常盤ホテル」にて、運命の幕を開きます。。

 

 

藤井叡王の今期ここまでの成績は11戦8勝3敗。

全冠防衛を目指す今期はすでに名人戦を完勝で制し防衛達成。

叡王戦と並行して開幕した棋聖戦も開幕2連勝と好スタートを切り

気力も勢いも上昇気流に乗って本日の大一番を迎えました。。

 

対します、伊藤七段の今期ここまでの成績は11戦5勝6敗。

番勝負3度目の顔合わせとなる神童と今シリーズは互角の勝負を展開し

先に2勝目を挙げタイトル奪取へ王手を掛けるも、さすがの底力の前に

第4局を落とし最終戦へ。本局は真価の問われる大決戦となりました。。

 

気になる両者の対戦成績は

ここまで15戦して、藤井叡王が12勝2敗1持将棋と圧倒。

しかし、対戦を重ねるごとに内容は接近している印象も。。

 

対局開始は午前9時より。

あらためて振り駒で決まる最終戦の手番で

幸先良く、先手を得たのは藤井叡王でした。。

 

 

 

10手目△7七角成。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井叡王: なし

△伊藤七段: 角

 

藤井叡王の初手は飛車先を突く▲2六歩から。。

対します、伊藤七段も2手目に同じく飛車先を突く

△8四歩と返し、対局はスタート。。

 

そこから定跡手順の進行となり

迎えた上図の局面で、伊藤七段が角交換を敢行。。

大一番の戦型は「角換わり」となりました。。

 

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