第72期王座戦・本戦/2回戦「羽生九段、快勝でベスト4進出」
【 投了図・121手目▲4三桂 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 金、歩2
△糸谷八段: 金、銀、歩3
昨日行われました好カード
第72期王座戦挑戦者決定トーナメント/2回戦
注目の「羽生善治九段-糸谷哲郎八段」の一戦は
上図121手までで、先手・羽生九段が勝利。。
20手目△5四銀。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 角
△糸谷八段: 角
戦型は糸谷八段お得意の「一手損角換わり」
角交換成立後、先手は「早繰り銀」に後手は「腰掛銀」に
それぞれ形を決めて組み手争いが展開されます。。
69手目▲4五桂。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 歩2
△糸谷八段: 角、歩2
中盤で攻防の主導権を握ったのは羽生九段。。
先手らしく積極的な仕掛けから盤上広く模様を張り
じわじわと形勢の針を引き寄せます。。
【 投了図・121手目▲4三桂 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 金、歩2
△糸谷八段: 金、銀、歩3
糸谷八段は攻め合いに活路を求めますが
羽生九段の巧みな指し回しの前に自慢の剛腕は沈黙。。
上図でついに万策尽き果て、無念の投了を告げました。
約一ヵ月ぶりの公式戦で見事な快勝を飾った
羽生九段が気持ちよく準決勝進出を決めました。。