本日は第65期王位戦挑戦者決定戦「渡辺九段-斎藤八段は相掛かり、決断の一手で開戦へ」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

本日は第65期王位戦挑戦者決定戦「渡辺九段-斎藤八段は相掛かり、決断の一手で開戦へ」

伊藤園お~いお茶杯王位戦中継サイト

第65期挑戦者決定リーグ対戦表

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本日の将棋界では、王位戦の挑戦者決定戦

「渡辺明九段-斎藤慎太郎八段」の大一番が

総本山の東京・将棋会館にて行われています。。

 

 

 

渡辺九段の前期成績は47戦22勝25敗(.468)。

春の名人戦で天敵の藤井聡太八冠の前に完敗を喫し

実に18年ぶりとなる無冠転落の憂き目をみると、その後も

調子は下降線をたどり、不本意なシーズンを過ごしました。

 

再起を図る今シーズンはここまで5戦して2勝3敗。

いきなり開幕3連敗スタートとなるも、急所で勝負強さを発揮し

しぶとく王位戦リーグの白組で優勝、浮上の兆しをみせつつ

本日の大一番を迎えました。。

 

対します、斎藤八段の前期成績は

37戦18勝19敗(.486)。順位戦はA級で3勝6敗に終わり

無念の陥落、不本意なシーズンを過ごした関西の若大将は

渡辺九段同様、今期に捲土重来を期します。。

 

気合は結果にもあらわれ、今期はここまで無傷4連勝中。

本日の決戦はさらにその勢いを加速する絶好の大舞台。。

久しぶりのタイトル挑戦へ、静かな闘志を燃やします。

 

 

 

57手目▲5四飛。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 金、歩3

△斎藤八段: 歩2

 

気になる両者の対戦成績は

ここまで19戦して、渡辺九段が13勝6敗とリード。

両者はかつて、2年連続で名人戦で雌雄を決しましたが

いずれも渡辺名人(当時)が勝利をおさめまています。

 

振り駒で決まる本局の手番で

幸先良く、先手を得たのは渡辺九段でした。

初手から互いに飛車先を決め合い、注目の戦型は

現代将棋の華である「相掛かり」となりました。。

 

大一番らしい神経質な中盤の攻防から

迎えた上図の局面で、渡辺九段は金との交換で飛車を突進。。

決断の一手でいざ開戦を告げ、盤上は一気にスパークします。。

 

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