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将棋世界2024年6月号(付録セット) [雑誌]
Amazon(アマゾン)
828円
本日の将棋界では、王位戦の挑戦者決定戦
「渡辺明九段-斎藤慎太郎八段」の大一番が
総本山の東京・将棋会館にて行われています。。
渡辺九段の前期成績は47戦22勝25敗(.468)。
春の名人戦で天敵の藤井聡太八冠の前に完敗を喫し
実に18年ぶりとなる無冠転落の憂き目をみると、その後も
調子は下降線をたどり、不本意なシーズンを過ごしました。
再起を図る今シーズンはここまで5戦して2勝3敗。
いきなり開幕3連敗スタートとなるも、急所で勝負強さを発揮し
しぶとく王位戦リーグの白組で優勝、浮上の兆しをみせつつ
本日の大一番を迎えました。。
対します、斎藤八段の前期成績は
37戦18勝19敗(.486)。順位戦はA級で3勝6敗に終わり
無念の陥落、不本意なシーズンを過ごした関西の若大将は
渡辺九段同様、今期に捲土重来を期します。。
気合は結果にもあらわれ、今期はここまで無傷4連勝中。
本日の決戦はさらにその勢いを加速する絶好の大舞台。。
久しぶりのタイトル挑戦へ、静かな闘志を燃やします。
57手目▲5四飛。
上図での持ち駒
▲渡辺九段: 金、歩3
△斎藤八段: 歩2
気になる両者の対戦成績は
ここまで19戦して、渡辺九段が13勝6敗とリード。
両者はかつて、2年連続で名人戦で雌雄を決しましたが
いずれも渡辺名人(当時)が勝利をおさめまています。
振り駒で決まる本局の手番で
幸先良く、先手を得たのは渡辺九段でした。
初手から互いに飛車先を決め合い、注目の戦型は
現代将棋の華である「相掛かり」となりました。。
大一番らしい神経質な中盤の攻防から
迎えた上図の局面で、渡辺九段は金との交換で飛車を突進。。
決断の一手でいざ開戦を告げ、盤上は一気にスパークします。。