将棋世界2024年6月号(付録セット) [雑誌]
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【 投了図・93手目▲8三歩 】
投了図での持ち駒
▲佐々木八段: 金、歩
△郷田九段: 角、桂2、香、歩3
各クラスで本戦進出者が続々と決定中の
第37期竜王戦ランキング戦トーナメントは今が大詰め。。
先週の金曜日(24日)には注目の好カードとなった2組/決勝
「郷田真隆九段-佐々木勇気八段」が行われました。
結果は、上図93手までで先手・佐々木八段が勝利。
A級も2期目に迎える充実の明星が「羽生世代」の強豪を下し
堂々の本戦入りを決めました。。
43手目▲4五桂。
上図での持ち駒
▲佐々木八段: 角、歩2
△郷田九段: 角、歩
戦型は正調の「角換わり」
角交換成立後、「腰掛銀」に形を決めた佐々木八段は
6筋での歩交換の後、後手の飛車の突進を受ける前に
軽快に桂馬を戦場へと跳ね上げ、いざ開戦へ。。
【 投了図・93手目▲8三歩 】
投了図での持ち駒
▲佐々木八段: 金、歩
△郷田九段: 角、桂2、香、歩3
郷田九段も強く応戦し、攻め合いとなりましたが
佐々木八段はしなやかに、後手の攻めを呼び込みながら
機をみて鋭く寄せに入り、郷田九段は上図の局面で
万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
見事な完勝を飾った佐々木八段が2組優勝を決め
自身初のタイトル挑戦を目指し、まずは本戦入りを果たしました。