将棋世界2024年6月号(付録セット) [雑誌]
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本日の将棋界には
大詰めを迎える第37期竜王戦のランキング戦に
大注目の伊藤匠七段が登場。久保利明九段を相手に
本戦入りを懸け、1組の3位決定戦を戦います。。
伊藤七段の前期成績は
67戦50勝17敗(.746)。順位戦はC級1組で8勝2敗。
番勝負は惜しくも敗れるも竜王戦、棋王戦の挑戦者となり
順位戦も昇級と、飛躍の一年となりました。。
新年度も勢いは止まらず、ここまで6戦して4勝2敗。
現在は藤井聡太叡王に挑戦する叡王戦5番勝負の真っ只中で
開幕戦黒星スタートのあと、見事な構想と終盤力で連勝を飾り
無敵の神童をカド番に追い込み、奪取へ王手をかけます。
大一番となった叡王戦/第4局を今月末(31日)に控える中
迎えた本日の強豪相手に竜王戦本戦入りを懸けた一戦はまさに
うってつけの前哨戦、爽やかに勝利を飾り勢いを加速するべく
将棋界の切り札は静かに闘志を燃やします。。
対します、久保九段の前期成績は
35戦18勝17敗(.514)。順位戦はB級2組で4勝6敗。
年度末に怒涛の5連勝を飾りNHK杯本戦入りを果たしましたが
今期はここまで開幕から白星なしの4連敗中と調子は下降線。。
AIによる人智を超えた解析が猛スピードで進む中
これまで幾度も迎えた冬の時代を通り超し絶滅の危機さえ囁かれる
振り飛車党から絶対的な信頼と支持を集めるカリスマが、果たして
試練の時を耐え忍び、振り飛車の新たな道を示すことができるのか。。
将棋の歴史の転換点で、それでもなお
戦いの最前線で全身全霊を懸けて挑み続ける魂の振り飛車に
大きな期待と声援がこだまします。。
両者は本局が注目の初対決。
最先端の秀英が軽やかに、振り飛車にトドメを刺してみせるのか。。
修羅場をくぐった歴戦の勇者がその切れ味と凄みをみせるのか。。
過去と未来の交差点で、勝負師の矜持が火花を散らします。。