将棋世界2024年6月号(付録セット) [雑誌]
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【 投了図・132手目△8七銀 】
投了図での持ち駒
▲渡辺七段: 金、銀2、桂、歩2
△伊藤七段: 金、桂、歩7
本日の将棋界には注目の伊藤匠七段が登場。
第74期王将戦の一次予選トーナメント/準決勝を
東京・将棋会館にて、七段昇段を決めたばかりの
静かなる実力者・渡辺和史七段と戦いました。
結果は、伊藤七段が後手番で勝利。
緩急自在の見事な指し回しで先手を完封しました。。
60手目△1六香。
上図での持ち駒
▲渡辺七段: 歩2
△伊藤七段: 歩3
戦型は現代調の「矢倉」。。
先手の手に乗りながら自然と模様を広げた伊藤七段は
機をみて6筋に桂馬の拠点を作ると、1筋の端から踏み込み
中盤戦で抜け目なく、攻防の主導権を握りました。。
【 投了図・132手目△8七銀 】
投了図での持ち駒
▲渡辺七段: 金、銀2、桂、歩2
△伊藤七段: 金、桂、歩7
あの藤井聡太八冠と互角に渡り合い
叡王戦奪取に王手をかける伊藤七段は終盤もブレることなく
正確な指し回しで付け入る隙を与えることなく、上図の局面で
万策尽きた渡辺七段を無念の投了へと追い込みました。。
見事な完勝を飾った伊藤七段は一次予選/決勝へ進出。
今月31日(金)に控える大一番・叡王戦/第4局へ向けて
まず一つ、自ら気勢を上げました。。