将棋世界2024年6月号(付録セット) [雑誌]
Amazon(アマゾン)
【 投了図・82手目△3九角 】
投了図での持ち駒
▲森内九段: 桂2、歩2
△渡辺九段: 角、歩2
昨日の将棋界では
第65期王位戦挑戦者決定リーグ・白組の2回戦で
「森内俊之九段-渡辺明九段」の好カードが実現。。
結果は、上図82手までで
後手番の渡辺九段が勝利を飾りました。
41手目▲4五銀。
上図での持ち駒
▲森内九段: 歩
△渡辺九段: 歩
戦型は現代の定番となった「相掛かり」
互いに飛車先で歩を交換し、「腰掛銀」に構えてから
息を合わせて自陣の駒組みを進めますが、上図の局面で
森内九段が戦場高くで銀をぶつけ、仕掛けを開始します。。
銀交換成立直後
握った手番で渡辺九段が強く反撃に転じ、いざ開戦へ
森内九段は角交換からの切り返しを狙いますが。。
【 投了図・82手目△3九角 】
投了図での持ち駒
▲森内九段: 桂2、歩2
△渡辺九段: 角、歩2
本局に必勝を期す渡辺九段は攻め合いを指向。。
先に寄せに入った森内九段の猛攻を見切りよく凌ぐと
最後は満を持しての急所への角打ちが決まり、上図の局面で
森内九段は万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
激戦を制した渡辺九段は今シーズン待望の初勝利。。
前期からの連敗を「5」で止め、今後の巻き返しを狙います。。
また、リーグ戦は3勝1敗となり、優勝争いのトップを並走。。
最終戦に優勝をかけ、木村一基九段と対戦します。。
一方、敗れた森内九段はリーグ戦2勝2敗となり
無念の陥落が決定、大物対決は明暗を分けました。。
木村一臨みます。。