第82期名人戦7番勝負/第2局・二日目「豊島九段の封じ手▲2七歩から」
初防衛を目指す藤井聡太名人に
タイトル返り咲きを狙う豊島将之九段が挑戦する
将棋界の「春の本場所」第82期名人戦7番勝負。
開幕戦を藤井名人が制して迎えた注目の第2局が
昨日より、千葉県成田市「成田山 新勝寺」にて開幕。。
第2局の先手は豊島九段。
互いに飛車先を突く出だしから定跡手順の進行となり
注目の戦型は現代将棋の中心「相掛かり」となりました。
互いに飛車先で歩を交換した後
先に動いたのは、後手番の藤井名人でした。
角を天王山・5筋の位へ迫り出し拠点に据えると
軽快に桂馬を捌き、模様を動かします。。
【 封じ手局面・38手目△4四角 】
上図での持ち駒
▲豊島九段: 桂、歩
△藤井名人: 桂、歩
一日目は上図38手目まで進行。
桂馬を捌いた藤井名人が角を4筋に引き下げた局面で
豊島九段が27分の考慮の末に次の手を封じました。。
一夜が明けて迎えた本日、決着の二日目。。
注目の豊島九段の「封じ手」は自陣をケアする2七歩。。
まずはじっと隙間を埋めて、対局をスタートしました。。