第9期叡王戦5番勝負/第1局「藤井叡王、堂々の白星発進」
【 投了図・107手目▲6三銀 】
投了図での持ち駒
▲藤井叡王: 角、桂、歩
△伊藤七段: 飛、銀2、桂、歩3
本日、決着をみました
注目の第9期叡王戦5番勝負/第1局は
上図107手までで、先手・藤井叡王が勝利。。
43手目▲8八玉。
上図での持ち駒
上図での持ち駒
▲藤井叡王: 角
△伊藤七段: 角
互いに飛車先を突く出だしから
戦型は定番の「角換わり相腰掛銀」に決定。。
戦型が決まった後も定跡手順をたどりながら
藤井叡王は上図で玉の「入城」を果たします。。
66手目△6五歩。
上図での持ち駒
上図での持ち駒
▲藤井叡王: 角、歩
△伊藤七段: 角、歩
互いに駒が組み上がると
陣形を保ちながらのパスの応酬となりますが
飛車を左右に振りながら揺さぶりをかけた藤井叡王が
まずは2筋から突っかけます(63手目▲2四歩)。。
すると、伊藤七段は歩交換成立の後
握った手番で6筋から反発、そのままいざ開戦となりました。。
87手目▲4一角。
上図での持ち駒
上図での持ち駒
▲藤井叡王: 歩2
△伊藤七段: 角、歩
ともに飛車先を起点に攻め合いの終盤戦。。
藤井叡王の攻め手がしなり、上図で急所へ角を投入。。
先に形を決め、攻防の主導権を握りました。。
【 投了図・107手目▲6三銀 】
投了図での持ち駒
▲藤井叡王: 角、桂、歩
△伊藤七段: 飛、銀2、桂、歩3
伊藤七段も何とか食い下がりますが、しかし
藤井叡王の厳しい寄せの前に、上図の局面で
万策尽き果て無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後5時58分。
神経質な攻防にも動じず、終盤で一気に突き放した
藤井叡王が堂々の白星発進を決めました。。