第37期竜王戦2組/2回戦「佐々木八段、短手数の圧勝で今期をフィニッシュ」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

第37期竜王戦2組/2回戦「佐々木八段、短手数の圧勝で今期をフィニッシュ」

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第37期ランキング戦トーナメント表

 

【 投了図・58手目△7八銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲阿部七段: 角、桂2、歩2

△佐々木八段: 歩3

 

年度末の将棋界では本日が公式戦の戦い納め。。

昨日は第37期竜王戦のランキング戦2組/2回戦に

来期の更なる飛躍が期待される佐々木勇気八段が登場。

東京・将棋会館にて阿部健治郎七段と対戦しました。

 

結果は、上図58手までで佐々木八段が勝利。

短手数の圧勝で今シーズンを締めくくりました。。

 

戦型はAI流では先手必勝と謳われる「角換わり」

しかし、阿部七段に中盤の入り口で誤算が生じだのか

あっさりと飛車・角の大駒が敵陣突破を果たした後手の前に

まるで為す術なく、上図で無念の投了を告げました。。

 

佐々木八段の今期成績は45戦27勝18敗(.600)。

満を持しての初参戦を果たしたA級順位戦は4勝5敗で残留。

タイトル挑戦こそ成りませんでしたが、NHK杯/決勝の大舞台で

藤井聡太八冠を下し初優勝を飾るなど存在感を示しました。。

 

トップ棋士としての足場を固めて臨む

来期の目標はもちろん、タイトル挑戦と奪取あるのみ。。

今年30歳を迎える秀英は確かな自信と手応えを胸に

打倒・藤井八冠をその視野に捉えます。。