将棋世界 2024年4月号
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【 投了図・58手目△7八銀 】
投了図での持ち駒
▲阿部七段: 角、桂2、歩2
△佐々木八段: 歩3
年度末の将棋界では本日が公式戦の戦い納め。。
昨日は第37期竜王戦のランキング戦2組/2回戦に
来期の更なる飛躍が期待される佐々木勇気八段が登場。
東京・将棋会館にて阿部健治郎七段と対戦しました。
結果は、上図58手までで佐々木八段が勝利。
短手数の圧勝で今シーズンを締めくくりました。。
戦型はAI流では先手必勝と謳われる「角換わり」
しかし、阿部七段に中盤の入り口で誤算が生じだのか
あっさりと飛車・角の大駒が敵陣突破を果たした後手の前に
まるで為す術なく、上図で無念の投了を告げました。。
佐々木八段の今期成績は45戦27勝18敗(.600)。
満を持しての初参戦を果たしたA級順位戦は4勝5敗で残留。
タイトル挑戦こそ成りませんでしたが、NHK杯/決勝の大舞台で
藤井聡太八冠を下し初優勝を飾るなど存在感を示しました。。
トップ棋士としての足場を固めて臨む
来期の目標はもちろん、タイトル挑戦と奪取あるのみ。。
今年30歳を迎える秀英は確かな自信と手応えを胸に
打倒・藤井八冠をその視野に捉えます。。