光あるうち。。本日は第37期竜王戦ランキング戦1組/3回戦「渡辺九段-久保九段」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

光あるうち。。本日は第37期竜王戦ランキング戦1組/3回戦「渡辺九段-久保九段」

第36期竜王戦中継サイト

第37期ランキング戦トーナメント表

 

年度内のタイトル戦と順位戦に全て決着がついた

将棋界では来期のタイトル挑戦を目指す熱き戦いが展開中。。

本日は「冬の本場所」竜王戦で注目の対戦が実現しました。。

 

<第37期竜王戦ランキング戦1組/3回戦>

 

渡辺明九段-久保利明九段

 

 

「羽生世代」の次の時代の絶対王者の意地に懸け

来期こそは打倒藤井聡太八冠を果たし無冠返上を期す

渡辺九段が登場。ランキング戦1組の準決勝進出をかけて

魂の振り飛車党・久保九段と対戦します。

 

渡辺九段の今期ここまでの成績は

45戦22勝23敗(.489)。順位戦はA級で5勝4敗。

春の名人戦で天敵の藤井八冠の前に完敗を喫し防衛失敗。

実に18年ぶりとなる無冠転落の憂き目をみました。。

 

その後もタイトル挑戦を実現出来ぬまま

年度末を迎えるも、ここに来て公式戦4連勝中。。

調子を上昇気流に乗せて本局に臨みます。。

 

対します、久保九段の今期ここまでの成績は

31戦14勝17敗(.452)。順位戦はB級2組で4勝6敗。

AでのI解析が進み、居飛車に対して大苦戦が続く振り飛車にあって

かつてのカリスマもその波に飲み込まれ厳しいシーズンを過ごします。

 

完全に人間の手を離れ

AIが描いた棋譜を暗記して盤上に正確にトレースすることが

トップ棋士の対局のほとんどとなる中で、ともに一時代を築いた

歴戦の勇者はどのような将棋で存在感を示すのか。。

 

時代の波、それも

これまでとは全く次元の違う高波には逆らえないにしても

人間が魂を削って一手を絞り出していたかつての熱気と興奮を

両雄には盤上に再現して欲しいと願わずにはいられません。。

 

気になる両者の対戦成績は

ここまで40戦して、渡辺九段が23勝17敗とリード。

居飛車党、振り飛車党の威信を懸けて名勝負を繰り広げた

両者の対局に、全国の将棋ファンの期待と注目が集まります。。