将棋世界 2024年4月号
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【 投了図・110手目△7二香 】
投了図での持ち駒
▲三枚堂七段: なし
△渡辺九段: 歩6
今週より開幕いたしました第95期棋聖戦挑戦者決定トーナメント。
そのオープニングを飾った「渡辺明九段-三枚堂達也七段」の1回戦は
上図110手までで、後手番の渡辺九段が勝利を飾りました。
26手目△8八角成。
上図での持ち駒
▲三枚堂七段: 歩3
△渡辺九段: 角、歩
11日の月曜日に
東京・将棋会館にて行われた一戦の戦型は「相掛かり」。
そこから先手が「横歩」を取れば、後手は上図で角交換と
盤上は現代調らしく、ハイブリッドに進行して行きます。。
68手目△5五銀。
上図での持ち駒
▲三枚堂七段: 角、歩3
△渡辺九段: なし
後手番ながらも中盤戦で
早くも主導権を握った渡辺九段は厳しく手を繋ぎ圧倒。。
三枚堂七段は我慢の受けで来るべきチャンスを待ちますが。。
【 投了図・110手目△7二香 】
投了図での持ち駒
▲三枚堂七段: なし
△渡辺九段: 歩6
渡辺九段は付け入る隙を与えることなく
迫力ある指し回しで終盤戦も押切り、上図の局面をみて
三枚堂七段は万策尽き果て無念の投了を告げました。