将棋世界 2024年4月号
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【 投了図・105手目▲7三桂成 】
投了図での持ち駒
▲佐々木八段: 角2、金、銀、歩
△増田七段: 金、歩3
3月に突入し日曜午前のお楽しみNHK杯もいよいよ大詰め。
昨日は「佐々木勇気八段-増田康宏七段」の準決勝が放送され
結果は、上図105手までで先手・佐々木八段が勝利を収めました。
24手目△6四銀。
上図での持ち駒
▲佐々木八段: 角
△増田七段: 角
互いに飛車先を突く出だしから
定跡手順の進行で後手から角交換が敢行されると
戦型は現代調の「角換わり相早繰り銀」となりました。。
39手目▲5五銀。
上図での持ち駒
▲佐々木八段: 角
△増田七段: なし
かつては藤井聡太八冠のライバル候補と目された
両雄の対戦はもちろん、AI流研究将棋の最前線を行く戦い。。
上図で佐々木八段が天王山・5筋の位でガツンと銀をぶつけ
必勝の可能性高まる先手らしく、先に仕掛けを開始します。。
58手目△8六歩。
上図での持ち駒
▲佐々木八段: 角、銀
△増田七段: 歩2
駒を軽く捌いてから自陣に手を戻し
手堅く「矢倉囲い」を完成させた佐々木八段に対して
後手番の可能性を示したい増田七段は、上図の局面で
飛車先から強く反撃に転じますが。。
【 投了図・105手目▲7三桂成 】
投了図での持ち駒
▲佐々木八段: 角2、金、銀、歩
△増田七段: 金、歩3
盤上の主導権を常に握っていたのは佐々木八段。
後手の猛攻を見切って厳しく寄せに入ると、増田七段は
上図で万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
A級棋士の貫禄をみせつけた佐々木八段は決勝戦進出。
「藤井聡太八冠-羽生善治九段」の勝者と初優勝をかけ
全国放送の晴れ舞台に臨みます。。