将棋世界2024年3月号(付録セット) [雑誌]
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本日の将棋界では、大詰めを迎える第82期順位戦のうち
C級1組で、ラス前となります10回戦が一斉対局にて行われ
現在、棋王戦で藤井聡太棋王に挑戦中の伊藤匠七段も登場。。
東京・将棋会館にて阿部健治郎七段との対局に臨みます。。
伊藤七段の今期ここまでの成績は
57戦43勝14敗(.754)。順位戦は6勝2敗。
対局数、勝利数で全棋士中トップに立ちます。
完敗に終わった竜王戦の雪辱を果たすべく
気合十分に挑む棋王戦は後手番となった開幕戦で
「持将棋」に持ち込むまずまずの出だし。。
AI将棋を完全に落とし込む藤井棋王のゆるぎない牙城の前には
後手番での勝利は超高精度の事前研究と完璧な暗記が要求される中
ほぼ先手必勝となりつつある「角換わり」で引き分けたのは現時点での
最良に思われ、今後の準備へ僅かながらも期待を抱かせました。。
棋王戦/第2局は24日に控えますが
順位戦も現在3位と昇級圏内に身を置いており
本局のモチベーションもマックス、闘志が漲ります。。
対します、阿部七段の今期ここまでの成績は
19戦7勝12敗(.368)。順位戦は2勝6敗と不本意なシーズンに。。
番付は8位と優位に立つものの、本局を落とすと降級点圏内へ
順位を落としかねないだけに、おのずと気合が入ります。。
両者は本局が初手合い。
先手・伊藤七段が初手で飛車先の歩を突き
居飛車を明示したのに対し、阿部七段は飛車を4筋へと振り
「四間飛車」を投入、戦型は「対抗形」となりました。。