弟弟子に完敗。。第17回朝日杯/1回戦「渡辺九段元気なく、近藤七段が2回戦進出」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

弟弟子に完敗。。第17回朝日杯/1回戦「渡辺九段元気なく、近藤七段が2回戦進出」

第17回朝日杯将棋オープン公式HP

朝日新聞デジタル(棋譜中継等)

 

【 投了図・118手目△4四金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩3

△近藤七段: 金、桂、歩3

 

この時期恒例のトーナメント棋戦

第17回朝日杯は先日の名古屋大会に続きまして

本日、東京と関西の将棋会館に別れましてそれぞれ

ベスト4進出を懸けた戦いが展開されています。。

 

東京・将棋会館には注目の渡辺明九段が登場。

午前10時より、所司和晴七段門下の弟弟子である

近藤誠也七段との1回戦に臨みました。

 

結果は、上図118手までで近藤七段が後手番で勝利。

偉大な兄弟子を下した近藤七段が準決勝進出を目指し

午後からの2回戦へと駒を進めました。。

 

 

 

37手目▲3五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 角

△近藤七段: 角、歩

 

互いに飛車先を決め合う出だしから

現代調の「矢倉」模様の進行となると、まずは8筋で角交換が成立。

双方、大駒を手持ちにして迎えた上図の局面で渡辺九段が3筋から

仕掛けを開始、すると近藤七段もすぐに反発しいざ開戦となりました。。

 

「渡辺九段-近藤七段」の棋譜中継はこちら

 

 

【 投了図・118手目△4四金 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲渡辺九段: 歩3

△近藤七段: 金、桂、歩3

 

渡辺九段は3筋を拠点に駒を盛り上げ

攻防の主導権を握りました、肝心の終盤戦で手が伸びず。。

逆に近藤七段は見切りよく、小駒で先手陣を切り崩すと

盤石の指し回しで攻守に圧倒、形勢を引き寄せます。。

 

渡辺九段は最後まで食らいつきますが

近藤七段が先手の猛攻を的確に凌いでから寄せに入った

上図の局面をみて、万策尽き果て無念の投了を告げました。

 

これで今期公式戦が18勝23敗となった

渡辺九段は元気なく、1回戦で姿を消しました。。