将棋世界2024年2月号(付録セット) [雑誌]
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【 投了図・108手目△1五歩 】
投了図での持ち駒
▲久保九段: 金、銀2、歩2
△藤井八冠: 飛、角、銀、桂、歩
王将戦/第2局の決着をみた、昨日の日曜日
日曜午前のお楽しい第73回NHK杯にも藤井聡太八冠が登場。
振り飛車のレジェンド・久保利明九段との3回戦に臨みました。。
結果は、上図108手までで後手番の藤井八冠が勝利。
王将戦/第2局同様に見事な完勝でベスト8進出を決めました。
25手目▲3五歩。
上図での持ち駒
▲久保九段: なし
△藤井八冠: なし
戦型はもちろん「対抗形」
先手で「三間飛車」を投入した久保九段は気合も十分に
上図の局面で、囲いの完成を待たずに3筋の歩を突き合わせ
軽く仕掛けを開始します。。
47手目▲8六飛。
上図での持ち駒
▲久保九段: 角
△藤井八冠: 歩2
しかし、先手の仕掛けを想定ないと
逆に3筋に嫌らしく歩の拠点を残した藤井八冠に対し
久保九段は後手の飛車を何とか抑え込んでから、ズバッと
上図で角との交換で飛車切りを決断、勝負に出ますが。。
66手目△2七歩成。
上図での持ち駒
▲久保九段: 歩
△藤井八冠: 歩2
何とか駒を捌きながら主導権を掴みに行く久保九段に
藤井八冠は攻守ともども付け入る隙を一切与えることなく
思うがままに模様を動かし、手が進むにつれて形勢の針は
はっきりと後手へと傾いて行きます。。
【 投了図・108手目△1五歩 】
投了図での持ち駒
▲久保九段: 金、銀2、歩2
△藤井八冠: 飛、角、銀、桂、歩
久保九段は必死の反撃で勝利への執念を燃やしますが
形勢には響かず、藤井八冠が正確無比な仕上げに掛かった
上図の局面で、万策尽き果て無念の投了を告げました。。
完勝を飾った藤井八冠は連覇を目指し準々決勝進出。。
ベスト4入りをかけた次戦で、伊藤匠七段と対戦します。。