第82期B級1組順位戦/11回戦「千田七段が3敗をキープ、羽生九段は痛恨の黒星」
【 投了図・109手目▲2五桂 】
投了図での持ち駒
▲千田七段: 角、金、香、歩6
△羽生九段: 飛、角、金、銀、桂、歩3
昨日行われました、「鬼の棲みか」
第82期B級1組順位戦/11回戦・一斉対局のうち
注目の「羽生善治九段-千田翔太七段」の一戦は
上図109手までで、先手・千田七段が勝利。
47手目▲2四歩。
上図での持ち駒
▲千田七段: 角
△羽生九段: 角
戦型は「角換わり相腰掛銀」
双方駒が組み上がった後、玉の「入城」も果たした
千田七段は争点の4筋に続けて2筋の歩を突き合わせ
先手らしく勢いよく、仕掛けを開始します。。
【 投了図・109手目▲2五桂 】
投了図での持ち駒
▲千田七段: 角、金、香、歩6
△羽生九段: 飛、角、金、銀、桂、歩3
研究に自信の千田七段は
一気呵成に踏み込みからそのまま寄せに入ると
羽生九段の反撃も形作りが精一杯、上図の局面をみて
万策尽き果て無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後10時42分。
急所の一戦で見事な快勝を飾った千田七段は
順位戦成績を7勝3敗とし、昇格圏内をキープしました。
一方、敗れた羽生九段は5勝5敗となりました。