第37期竜王戦1組/2回戦「渡辺九段、本領発揮で3回戦進出」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

第37期竜王戦1組/2回戦「渡辺九段、本領発揮で3回戦進出」

第36期竜王戦中継サイト

第37期ランキング戦トーナメント表

 

【 投了図・98手目△7九飛打 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲丸山九段: 角2、金、銀、桂2、香、歩3

△渡辺九段: 金、歩2

 

本日は12月も28日、年末ムードが高まります。。

将棋界では一昨日の火曜日(26日)に渡辺明九段が登場。

年内最後の公式戦となる第37期竜王戦の1組/2回戦を

東京・将棋会館にて、丸山忠久九段と戦いました。。

 

結果は、上図98手までで見事勝利。

銀河戦で藤井聡太八冠を決勝戦で撃破し優勝を果たした

今最も注目を集める丸山九段を下し、3回戦進出を決めました。

 

戦型は「角換わり」

最先端の駒組みから「銀矢倉」に囲いを決めた

渡辺九段が得意の端攻めを絡めながら先手陣を攻略。

攻防の主導権を握り、終盤戦に突入します。。

 

丸山九段は懸命の粘りで勝利への執念を燃やしますが

渡辺九段はきっちりと先手玉を仕留め上げ、上図の局面で

丸山九段は万策尽き果て、無念の投了を告げました。。

 

実に18年ぶりとなる無冠転落の憂き目をみた

渡辺九段は試練の2023年を白星で締めくくり

捲土重来を期す新年へ気勢を上げました。。