藤井八冠の完全制覇を阻止。。第31期銀河戦/決勝「孤高の天才・丸山九段、見事優勝」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

藤井八冠の完全制覇を阻止。。第31期銀河戦/決勝「孤高の天才・丸山九段、見事優勝」

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【 投了図・99手目▲6八玉 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲丸山九段: 角、銀、歩

△藤井八冠: 金、桂、歩4

 

本日、放送されました第31期銀河戦/決勝

注目の「藤井聡太八冠-丸山忠久九段」の一戦は

上図99手までで、先手・丸山九段が勝利を飾りました。

 

 

 

47手目▲6七銀。

 

上図での持ち駒

 

▲丸山九段: 角

△藤井八冠: 角

 

大一番の戦型は「角換わり相腰掛銀。

じっくりとした駒組みから丸山九段は飛車を5筋に合わせると

代わりに5筋の戦場に構えた銀を引き下げ「銀矢倉」に構えます。。

 

ここで手番の藤井八段が

グイっと銀を立てたのをみて(48手目△5五銀)。。

 

 

 

49手目▲4五歩。

 

上図での持ち駒

 

▲丸山九段: 角

△藤井八冠: 角

 

丸山九段は返す刀で

4筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始します。。

 

藤井八冠はすぐに△同歩と応じて、以下

▲2四歩~△同銀~▲4五桂に△8六歩~▲同銀~

△5五歩をみて▲5六銀~△同銀~▲同歩~△5四銀~

▲4三歩~△5二金~下図63手目▲5三桂成と進行。。

 

 

 

63手目▲5三桂成。

 

上図での持ち駒

 

上図での持ち駒

 

▲丸山九段: 角、銀、歩2

△藤井八冠: 角、歩2

 

すぐに反発した藤井八冠の仕掛けを真っ向から受け止め

「羽生世代」が誇る4人の名人に名を連ねる激辛流・丸山九段は

妥協なく、強い踏み込みで一気に勝負に出ました。。

 

5筋を拠点に畳みかける先手に対し

藤井八冠も機をみて反撃に転じますが。。

 

 

【 投了図・99手目▲6八玉 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲丸山九段: 角、銀、歩

△藤井八冠: 金、桂、歩4

 

攻めに熱くて受け手厚い

丸山九段は大一番で激辛流の本領を遺憾なく発揮。。

後手玉を追い詰めてから、後手の反撃をヒラリとかわした

上図の局面をみて、藤井八冠は無念の投了を告げました。。

 

タイトル全冠制覇に続き

前期の続く一般棋戦完全制覇を狙った神童を決勝の舞台で下し

丸山九段が堂々の優勝を飾り、その実力をみせつけました。。