第49期棋王戦・挑戦者決定二番勝負/第1局「伊藤七段、終盤の大逆転で決着は第2局へ」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

第49期棋王戦・挑戦者決定二番勝負/第1局「伊藤七段、終盤の大逆転で決着は第2局へ」

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第49期挑戦者決定トーナメント表

 

【 投了図・102手目▲5五角 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲広瀬九段: 飛、銀、桂2、歩3

△伊藤七段: 金、銀、歩3

 

藤井聡太棋王への挑戦権獲得を目指して

昨日行われました、注目の第49期棋王戦挑戦者決定二番勝負

「広瀬章人九段-伊藤匠七段」の第1局は、千日手指し直しの末

上図102手までで、後手・伊藤七段が勝利を飾りました。

 

戦型は現代調の「矢倉」模様の出だしから相居飛車の力戦に。。

厚みを築いてグイグイと駒を前に出す伊藤七段に対し広瀬九段は

攻守にバランスの取れた指し回しから、機を見て鋭い踏み込みで

後手玉へと迫り、勝利は目前かと思われましたが。。

 

土壇場の土壇場で名手・広瀬九段にまさかの疑問手発生。。

天王山に鮮烈に飛び出し戦列に参加した後手の角に銀を抜かれた

上図の局面をみて、広瀬九段は急転直下の投了を告げました。。

 

終盤の大逆転で値千金の勝利を飾った

伊藤七段が本戦/準決勝で敗れたリベンジを果たし

挑戦権のゆくえは最終戦/第2局へともつれ込みました。