将棋世界2024年1月号(付録セット) [雑誌]
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920円
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【 投了図・105手目▲3二金打 】
投了図での持ち駒
▲菅井八段: 角、金、香、歩3
△斎藤八段: 飛、銀、桂、歩2
今週は順位戦ウィークの将棋界。。
昨日は最高峰・A級の6回戦の好カード
「菅井竜也八段-斎藤慎太郎八段」の一戦が行われ
結果は、上図105手までで先手・菅井八段が勝利。。
38手目△8六歩。
上図での持ち駒
▲菅井八段: なし
△斎藤八段: なし
菅井八段は先手で「三間飛車」を投入。
生粋の居飛車党・斎藤八段はもちろん居飛車で迎え撃ち
戦型は期待通りの「対抗形」に。。
繊細な駒組みで間合いを図り合った後
「穴熊」に玉を納めた斎藤八段は、上図の局面で
自らの飛車先8筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始します。
83手目▲4一銀。
上図での持ち駒
▲菅井八段: 角、香、歩3
△斎藤八段: 金、桂
直後に飛車交換が成立し、いざ開戦へ。。
斎藤八段は「穴熊」の堅さを頼りに強引に攻め立てますが
後手の猛攻を丁寧に受けた菅井八段は、上図で鋭く切り返し
盤上に風雲急を告げ、終盤戦へ突入します。。
【 投了図・105手目▲3二金打 】
投了図での持ち駒
▲菅井八段: 角、金、香、歩3
△斎藤八段: 飛、銀、桂、歩2
激しい寄せ合いを制したのは、菅井八段。。
一足お先に敵将を受けなしに追い詰め、上図の局面で
斎藤八段は無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後11時53分。
ハイレベルなねじり合いを終盤の逆転で制した
菅井八段が順位戦成績を5勝1敗としました。。
一方、意欲的な攻めも功を奏さず
逆転負けを喫した斎藤八段は2勝4敗となりました。。