将棋世界2023年12月号(付録セット) [雑誌]
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【 投了図・93手目▲7四飛 】
投了図での持ち駒
▲伊藤七段: 桂、歩
△稲葉八段: 飛、角2、金、銀、歩3
昨日放送されました
日曜午前のお楽しみNHK杯将棋トーナメント/3回戦
「稲葉陽八段-伊藤匠七段」の好カードは、上図93手までで
先手・伊藤七段が鮮やかな将棋で見事勝利を飾りました。。
39手目▲3五銀。
上図での持ち駒
▲伊藤七段: 歩2
△稲葉八段: なし
戦型は「相掛かり」
互いに飛車先で歩を交換してからの組み手争いの後
稲葉八段が先に7筋の歩を突き合わせますが(38手目△7五歩)
伊藤七段は銀をぶつけてすぐに反発、いざ開戦となりました。。
53手目▲7三銀。
上図での持ち駒
▲伊藤七段: 歩2
△稲葉八段: 歩2
開戦後は伊藤七段の独壇場。。
後手の駒を引き付けながら築いた拠点の7筋から
上図で見切りよく踏み込み、切り返すと。。
75手目▲6二銀。
上図での持ち駒
▲伊藤七段: 角、歩3
△稲葉八段: 角、銀、歩2
なめらかな駒運びで盤上を完全にコントロール。。
稲葉八段の反撃にも目もくれず、鋭く後手玉へと迫ります。。
【 投了図・93手目▲7四飛 】
投了図での持ち駒
▲伊藤七段: 桂、歩
△稲葉八段: 飛、角2、金、銀、歩3
苦しくなった稲葉八段は玉の上部脱出に全てを託しますが
読み切りの伊藤七段は逃さずきっちりと敵将を仕留め上げ
稲葉八段は上図で為す術なく、無念の投了を告げました。。
精度の高い将棋で圧巻の快勝を飾った
伊藤七段が堂々の準々決勝進出を決めました。。