第54期新人王戦決勝三番勝負/第3局「フルセットの激戦制し、上野四段が最速優勝」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

第54期新人王戦決勝三番勝負/第3局「フルセットの激戦制し、上野四段が最速優勝」

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【 投了図・113手目▲7三銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲上野四段: 銀、歩5

△藤本四段: 飛、角、金、桂、歩3

 

歴史と伝統を誇る若手棋士の登竜門

第54期新人王戦の優勝者を決める決勝三番勝負

「藤本渚四段-上野裕寿四段」の最終戦/第3局が

昨日、関西将棋会館にて行われました。

 

結果は、上図113手までで先手・上野四段が勝利。

フルセットの激戦を見事制し、今期の新人王に輝きました。。

 

新人王戦/第3局の棋譜中継はこちら

 

上野四段は現在20歳。

兵庫県加古川市のご出身で、井上慶太九段門下。

今年の10月1日付でプロ棋士となり、その翌日に行われた

新人王戦/第1局がプロデビュー戦となりました。

 

順位戦参戦は来期からで

プロの戦績は今のところ新人王戦の決勝三番勝負のみですが

デビュー戦での勝利に続き、デビューわずか1ヵ月での棋戦優勝という

大きなインパクトを残す、実に幸先の良い棋士人生の船出となりました。

 

また、惜しくも敗れた藤本四段もまだ18歳。

上野四段よりも一足早く、昨年の10月1日付でプロとなった逸材は

今期ここまで31戦25勝6敗(.806)。C級2組順位戦でも4勝1敗と

快調に白星を積み重ねており、期待と注目は高まるばかり。。

 

藤井聡太八冠に続く

AIベースの研究将棋が当たり前の世代の筆頭格として

おふたりの今後の活躍から目が離せません。。