将棋世界 2023年11月号
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【 投了図・113手目▲7三銀 】
投了図での持ち駒
▲上野四段: 銀、歩5
△藤本四段: 飛、角、金、桂、歩3
歴史と伝統を誇る若手棋士の登竜門
第54期新人王戦の優勝者を決める決勝三番勝負
「藤本渚四段-上野裕寿四段」の最終戦/第3局が
昨日、関西将棋会館にて行われました。
結果は、上図113手までで先手・上野四段が勝利。
フルセットの激戦を見事制し、今期の新人王に輝きました。。
上野四段は現在20歳。
兵庫県加古川市のご出身で、井上慶太九段門下。
今年の10月1日付でプロ棋士となり、その翌日に行われた
新人王戦/第1局がプロデビュー戦となりました。
順位戦参戦は来期からで
プロの戦績は今のところ新人王戦の決勝三番勝負のみですが
デビュー戦での勝利に続き、デビューわずか1ヵ月での棋戦優勝という
大きなインパクトを残す、実に幸先の良い棋士人生の船出となりました。
また、惜しくも敗れた藤本四段もまだ18歳。
上野四段よりも一足早く、昨年の10月1日付でプロとなった逸材は
今期ここまで31戦25勝6敗(.806)。C級2組順位戦でも4勝1敗と
快調に白星を積み重ねており、期待と注目は高まるばかり。。
藤井聡太八冠に続く
AIベースの研究将棋が当たり前の世代の筆頭格として
おふたりの今後の活躍から目が離せません。。