第3期ヒューリック杯白玲戦7番勝負/第4局「後手番で大きな勝利、西山女流三冠がタイトルに王手」
【 投了図・130手目△6四金 】
投了図での持ち駒
▲里見白玲: 飛2、金、銀3、歩2
△西山女流三冠: 角、桂、香、歩2
初防衛を目指す里見香奈白玲に
タイトル奪還を目指す西山朋佳女流三冠が挑戦する
注目の第3期ヒューレック杯白玲戦7番勝負。
ここまで3局を消化し、西山女流三冠が2勝1敗とリード。
番勝負も深まり、両者にとっての正念場となった第4局が本日
奈良県奈良市の「ふふ奈良」「瑜伽山園地 茶室:たく庵」にて
運命の幕を開きました。。
結果は、上図130手までで後手番の西山女流三冠が勝利。
第2局から怒涛の3連勝でタイトル奪還に王手を掛けました。
33手目▲4五歩。
上図での持ち駒
▲里見白玲: なし
△西山女流三冠: なし
戦型は両者の対戦では定番となった相振り飛車。
角道を通したまま5筋の位をガッチリと確保してから
飛車を2筋に振り直した里見白玲は、上図の局面で
銀・桂の利きが重なる4筋から仕掛けますが。。
【 投了図・130手目△6四金 】
投了図での持ち駒
▲里見白玲: 飛2、金、銀3、歩2
△西山女流三冠: 角、桂、香、歩2
先手の仕掛けを受け止め
西山女流三冠は大駒をダイナミック捌いて切り返すと
力づくで後手の「美濃囲い」を崩し踏み込む先手の攻めを的確に凌ぎ
機を見て鋭く反撃、攻防の主導権をガッチリと掴みます。。
先に持ち時間を使い切り、苦しくなった里見白玲は
玉の上部脱出に全てを託しますが、西山女流三冠は許さず
戦場で打ち取った上図の局面をみて、里見白玲は万策尽き果て
無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後5時54分。
後手番で堂々の勝利を飾った西山女流三冠が
番勝負成績を3勝1敗とし、タイトルへ王手を掛けました。。
Amazon(アマゾン)