第71期王座戦5番勝負/第1局「永瀬王座の急戦、藤井竜王・名人はすぐに反発」
5連覇を目指す永瀬拓矢王座に
史上初の八冠制覇が懸る藤井聡太竜王・名人が挑戦する
第71期王座戦5番勝負が本日、数々の名勝負の舞台となった
神奈川県秦野市「元湯陣屋」にて運命の幕を開きました。。
振り駒で決まる開幕戦の手番で
幸先良く先手を得たのは、藤井竜王・名人でした。
初手から互いに飛車先を決めてから定跡手順の進行となり
まずは後手から手損のない角交換が敢行されます。。
角交換成立後、両者な決めていた作戦とばかりに
速いテンポで指し進み、永瀬王座は銀を6筋の戦場に繰り出し
「早繰り銀」に形を決めました(26手目の局面)。。
一方の藤井竜王・名人は
「腰掛銀」模様も銀を自陣に留めたまま駒組みを進めますが
先手が居玉を解除したのをみて、永瀬王座は28分の考慮の末に
7筋の歩を突き合わせ、仕掛けを開始します(32手目の局面)。。
後手の仕掛けに対し、藤井竜王・名人もすぐに反発。
そのままいざ開戦となると、手持ちの角を先に盤上に投入した
藤井竜王・名人が攻防の主導権を握りながら局面を動かします。。
6筋にアヤを付けた永瀬王座に対し
藤井竜王・名人が後手飛車の頭上を歩で叩いた
59手目の局面で、夜戦に備えて夕食休憩突入となりました。
現局面では先手がペースを握るも
形勢はまだ、何とか互角の範囲内を維持します。。
夕食休憩明けからの終盤戦から目が離せません。。