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第36期竜王戦・本戦/準々決勝「永瀬王座、伊藤六段がベスト4進出」
今週の将棋界は藤井聡太竜王への挑戦権を懸けた
第36期竜王戦の挑戦者決定トーナメントがたけなわ。。
まずは一昨日の木曜日(13日)、注目の顔合わせが実現した
「永瀬拓矢王座-豊島将之九段」の準々決勝が行われました。
「角換わり」を目指す定跡手順の出だしから
後手の永瀬王座が注文をつける形で角交換を拒否すると
先手は「矢倉」、後手は現代調の「雁木」にそれぞれ構えて
盤上に中央へと絞り込むような模様を描き出します。。
互いに手堅く玉の「入城」を果たしてから
豊島九段が先に仕掛けを開始、永瀬王座は受けに回って
いよいよ熱き開戦の時を迎えました。。
現代将棋界を代表する両者の対戦らしく
中盤から終盤にかけて形勢が揺れ動く大熱戦となりましたが
永瀬王座が終盤で突き放し、150手までで見事勝利を飾り
堂々の準決勝進出を決めました。。
昨日の金曜日には
「丸山忠久九段-伊藤匠六段」の準々決勝が行われ
結果は、122手までで後手番の伊藤六段が勝利。。
戦型は「角換わり相腰掛銀」
1回戦から登場し、3回戦では優勝候補の広瀬章人八段を下した
今期の台風の目となった伊藤六段が、「羽生世代」を代表する名棋士
丸山九段をも押切り、破竹の4連勝で準決勝進出を果たしました。。
ベスト4残る2つの枠のうち
1組優勝者の稲葉陽八段は最高シードで準決勝からの登場。
最後の1つは「羽生善治九段-三浦弘行九段」の勝者となります。
大詰めを迎えた竜王戦トーナメントからますます目が離せません。。