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【 投了図・109手目▲4七金 】
投了図での持ち駒
▲豊島九段: 角
△渡辺九段: 金、銀、桂2、歩3
現在、大詰めを迎えている第71期王座戦の
挑戦者決定トーナメントは一昨日の月曜日(3日)に
注目の「渡辺明九段-豊島将之九段」の準決勝が行われ
上図109手までで、先手・豊島九段が勝利を飾りました。
18手目△8八角成。
上図での持ち駒
▲豊島九段: 歩3
△渡辺九段: 角、歩2
戦型は「横歩取り」
互いに飛車先で歩を交換し、「中住まい」に構えた直後
豊島九段が2筋に浮いた飛車でお隣り3筋の歩を取った
次の瞬間、渡辺九段はすかさず角交換を敢行しました。。
77手目▲5二角。
上図での持ち駒
▲豊島九段: 歩
△渡辺九段: 角、桂、歩2
中盤の長い長い主導権争いが続きますが
桂交換を合図にいよいよ開戦となると、豊島九段の手が伸び
後手の飛車を抑え込んでから、手持ちの角を敵陣に投入。。
一気呵成の踏み込みで終盤戦の幕を開きます。。
【 投了図・109手目▲4七金 】
投了図での持ち駒
▲豊島九段: 角
△渡辺九段: 金、銀、桂2、歩3
終盤戦は豊島九段が圧倒。。
先手の厳しい寄せの前に、意地の反撃も形作りに留まった
渡辺九段は上図の局面をみて、無念の投了を告げました。
見事な快勝を飾った豊島九段は挑戦者決定戦進出。
永瀬拓矢王座への挑戦権を懸けて藤井聡太竜王・名人との
挑戦者決定戦に臨みます。。