第36期竜王戦・本戦/2回戦「大石七段-伊藤六段は力戦模様の探り合い」
本日行われています
第36期竜王戦挑戦者決定トーナメント/2回戦
注目の「大石直嗣七段-伊藤匠六段」の一戦は
西の聖地・関西将棋会館にて。。
振り駒の結果、先手を得たのは伊藤六段。
早々と飛車先を決めた伊藤六段に対し、大石七段は
9筋の位を確保してから、「一手損角換わり」を敢行。。
趣向を凝らした出だしをみせます。。
角交換成立直後
伊藤六段は飛車先2筋から突っかけたのをみて
大石七段はすかさず手持ちの角を盤上に投入し切り返し。
早々と敵陣へ角を成り込み、ポイントを稼ぎました。。
しかし、伊藤六段も負けてはおらず。。
握った手番ですかさずお返しの角を盤上に投入すると
同じく敵陣へ角を成り込み、乱戦模様でいざ開戦へ。。
互いに馬を拠点に激しい主導権争いが展開されますが
盤上は均衡を保ったまま徐々に落ち着きを取り戻して行き
両者は呼吸を合わせながら自陣の駒組みを進めます。。
あくまでも居玉を貫く後手に対して
手堅く玉を7筋に「入城」させた伊藤六段が
その7筋の銀を積み上げた、73手目の局面で
夜戦に備えて夕食休憩突入となりました。。