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本日は第８２期Ａ級順位戦/１回戦「豊島九段－稲葉八段は現代矢倉の出だしから」
本日の将棋界では
第８２期順位戦のうち、最高峰・Ａ級の開幕戦
「豊島将之九段－稲葉陽八段」の好カードが
関西将棋会館にて行われています。
豊島九段の今期ここまでの成績は６戦５勝１敗。
竜王戦のランキング戦２組優勝を飾り本戦進出を果たすと
直近の対局でも王座戦・本戦/１回戦で本田奎六段に勝利し
堂々の２回戦進出を決めるなど、好調をキープします。
対します、稲葉八段の今期ここまでの成績は２戦２勝。
対局数こそ少ないですが、こちらは羽生善治九段を下し
竜王戦１組で優勝を飾り、存在感を示しました。。
奨励会の頃より切磋琢磨する
永遠のライバルにして盟友である両者の対本局本局
ここまで２３戦して、豊島九段の１３勝１０敗と拮抗。。
本局の先手は豊島九段。
その初手で▲７六歩と突き、角道を開いたのをみて
稲葉八段は２手目に△８四歩と返し、対局はスタート。。
早々と居飛車を明示した後手に対して
豊島九段はノータイムで、３手目▲６八銀とし
将棋の看板戦法「矢倉」を指向しました。。
しかし、確立された定跡手順は踏襲することなく
互いに居玉のまま、現代調に駒組みが進行しますが
豊島九段はその最中、飛車先２筋の歩を突き合わせ
軽快に仕掛けを開始します。。
歩交換成立後も飛車を戦場に構える先手に対し
稲葉八段はその飛車を標的に自軍の駒を前に出す
最先端の組み手争いを展開しながら、両者は慎重に
間合いを計りつつ、緊張感のある駒組みが進行。。
持ち時間が各６時間と長丁場の順位戦らしく
両者は存分に時間を使いながら指し手を進め
開戦前の４９手目の局面で、夕食休憩に突入。。
夜戦に備えて英気を養います。。
【 夕食のオーダー 】
豊島九段： そば定食
稲葉八段： 肉なん定食（そば）
