本日、羽生善治日本将棋連盟会長誕生
本日の将棋界では公式戦取組みはお休み。
理由は総本山の東京。将棋会館にて行われました
総会および理事会のため。
その席で、6年に渡って将棋界の舵を取った
佐藤康光日本将棋連盟会長の任期満了による退任と
羽生善治九段の新会長就任が決定しました。
まずは、三浦弘行九段への「冤罪事件」の渦中という
未曾有の危機に誰もが疑心暗鬼で足並みの乱れた難しい時期に
緊急登板という形で会長に就任し、難局を乗り切った佐藤前会長に
将棋ファンとして感謝の気持ちをお伝えしたいです。
実直な佐藤前会長のお人柄に救われた棋士や関係者は多く、また
その最中に史上最年少でプロデビューを果たし、今も快進撃を続ける
藤井聡太七冠の時代に一切キズを付けることなく、一般世間へ届けた
その功績は藤井七冠の名声とともに評価されるべきものだと思います。
そんな佐藤前会長の後を継ぐのは
もちろん羽生新会長しか考えられず、将棋界にとっては
最後の切り札の登場ともなりました。
抜群の知名度と信頼を誇る人格者でもあり、軽挙妄動とは無縁。
これまでも慎重に言葉を選ぶ場面が多くありましたが、水面下では
将棋連盟会長就任への意欲は随分前から噂されてきたところ。。
このタイミングでの就任は、満を持してのものであり
羽生新会長が切り開く将棋界の未来へ、大きな期待だけでなく
同じ時代を過ごした全国の将棋ファンからの熱き声援が送られます。