第8期叡王戦5番勝負/第2局「菅井八段快勝、番勝負は振り出しに」
【 投了図・115手目▲6五角 】
投了図での持ち駒
▲菅井八段: 金、桂、歩5
△藤井叡王: 飛、角
本日、決着をみました
注目の第8期叡王戦5番勝負/第2局は
上図115手までで、先手・菅井八段が勝利。
60手目△9五歩。
上図での持ち駒
▲菅井八段: 歩
△藤井叡王: なし
本局に必勝を期す菅井八段は先手で「三間飛車」投入。
居飛車で迎え撃つ後手に対して、「穴熊」の堅陣を敷きます。
藤井叡王も先手に呼応する形で同じく玉を「穴熊」に納めてから
大駒の抑え込みを図りますが、菅井八段は弾力ある指し回しで対応。
歩得を主張に先手からの仕掛けを誘うと、藤井叡王は上図の局面で
その誘いに乗る形で9筋から仕掛けを開始しますが。。
【 投了図・115手目▲6五角 】
投了図での持ち駒
▲菅井八段: 金、桂、歩5
△藤井叡王: 飛、角
前に出た後手の反動を利用して、菅井八段はしなやかに
4筋から反撃に転じると同時に飛車、角の大駒を躍動させ
一気に圧倒、打つ手を失くした藤井叡王は上図の局面で
万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後5時56分。
切れ味鋭く見事な完勝を飾った菅井八段が
番勝負を1勝1敗のイーブンに戻しました。。