第71期王座戦・二次予選/決勝「永遠のライバル下し、羽生九段が本戦進出」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

第71期王座戦・二次予選/決勝「永遠のライバル下し、羽生九段が本戦進出」

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第71期二次予選トーナメント表

 

【 投了図・117手目▲8六桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 飛、角、桂2、歩

△佐藤九段: 金、銀、歩5

 

昨日の将棋界では

第71期王座戦・二次予選/決勝を舞台に

「羽生善治九段-佐藤康光九段」の黄金カードが実現。

結果は、上図117手までで羽生九段が勝利を飾りました。

 

 

 

30手目△6三金。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 角

△佐藤九段: 角

 

後手番の佐藤九段は6手目に「一手損角換わり」を敢行すると

途中下車なしに飛車を2筋へと振り「ダイレクト向かい飛車」を投入。

飛車先と1筋の歩を突き越し、居飛車で迎え撃つ羽生九段に対し

上図の局面で、格調高く「高美濃囲い」を完成させました。。

 

 

 

51手目▲6三角成。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 金、歩

△佐藤九段: 角、歩2

 

佐藤九段は飛車を4筋に合わせて拠点としますが

羽生九段は機敏な角打ちで切り返すと、上図でズバッと

角を敵陣に飛び込ませ金を捕獲、攻防の主導権を握って

いざ、開戦となりました。。

 

 

【 投了図・117手目▲8六桂 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 飛、角、桂2、歩

△佐藤九段: 金、銀、歩5

 

佐藤九段も激しく応戦し、攻め合いの終盤戦へ。。

両者の意地と気迫がぶつかり合う激しい攻防となりますが

手厚い受けで相手の攻めを凌いだ羽生九段が攻勢に転じた

上図の局面で、佐藤九段は無念の投了を告げました。。

 

終局時刻は午後9時29分。

盟友にして永遠のライバルとの167局面の公式戦を快勝で飾った

羽生九段が新年度初白星で堂々の本戦進出を決めました。。