第71期王座戦・二次予選/決勝「怒涛の巻き返し、近藤七段が本戦出場」
【 投了図・103手目▲8五玉 】
投了図での持ち駒
▲近藤七段: 飛、角、桂、歩2
△丸山九段: 銀、桂
昨日行われました
第71期王座戦・二次予選/決勝の好カード
注目の「丸山忠久九段-近藤誠也七段」の一戦は
上図103手までで、先手・近藤七段が勝利。
21手目▲3五歩。
上図での持ち駒
▲近藤七段: 角
△丸山九段: 角
丸山九段は後手番で十八番の「一手損角換わり」を投入しますが
先に仕掛けたのは近藤七段。居玉の早々と「早繰り銀」に形を決めると
そのまま3筋の歩を突き合わせ局面を動かします。。
56手目△2七角。
上図での持ち駒
▲近藤七段: 銀、歩
△丸山九段: 歩2
先手の主導で5筋で銀交換が成立し、いざ開戦へ。。
丸山九段は気合の踏み込みで攻め合いの勝負に出ますが。。
【 投了図・103手目▲8五玉 】
投了図での持ち駒
▲近藤七段: 飛、角、桂、歩2
△丸山九段: 銀、桂
近藤七段は落ち着いた指し回しで玉の上部脱出に成功。
丸山九段は必死に迫りますが、先手玉を捕らえること出来ず
上図の局面をみて、万策尽き果て無念の投了を告げました。
出だしは不本意なシーズンを過ごした近藤七段でしたが
後半見事に巻き返し、王座戦の本戦出場を決めて今期を締めくくり
飛躍を期す来期へ弾みをつけました。。