第72回NHK杯/準決勝「佐々木七段、快勝で決勝戦進出」
【 投了図・120手目△8六歩 】
投了図での持ち駒
▲広瀬八段: 飛、角、金2、銀、香、歩2
△佐々木七段: 金
昨日放送されました
大詰めを迎える日曜午前のお楽しみNHK杯の準決勝
注目の「広瀬章人八段-佐々木勇気七段」の一戦は
上図120手までで、後手・佐々木七段が勝利。
41手目▲2五桂。
上図での持ち駒
▲広瀬八段: 角
△佐々木七段: 角
戦型は「角換わり相腰掛銀」
後手が玉の「入城」を目指した(38手目△3一玉)、次の瞬間
4筋の戦場で銀をぶつけた広瀬八段は、次の△6三銀をみて
すかさず右の桂馬を戦場へ跳躍し、畳みかけますが。。
62手目△2八角。
上図での持ち駒
▲広瀬八段: 歩2
△佐々木七段: 角
どこかに誤算があったのか、金との交換で角を切ったところで
攻防の主導権は後手へと移り、3筋をガッチリ抑え込んでから
佐々木七段は敵陣に角を打ち込み、捌きに行きます。。
【 投了図・120手目△8六歩 】
投了図での持ち駒
▲広瀬八段: 飛、角、金2、銀、香、歩2
△佐々木七段: 金
形勢を損ねた広瀬八段は手厚く受けに回り
徹底抗戦で勝利への執念を燃やしますが、時すでに遅く。。
佐々木七段が悠々と先手玉を仕留め上げ、上図の局面をみて
広瀬八段は万策尽き果て、無念の投了を告げました。。
気持ちよく快勝を飾った佐々木七段は決勝戦進出。
もう一つの準決勝「藤井聡太竜王-八代弥七段」の勝者と
初優勝をかけた大舞台に臨みます。。