第16回朝日杯in名古屋「藤井五冠、驚天動地の大逆転でベスト4進出」
【 投了図・169手目▲6八金 】
投了図での持ち駒
▲藤井五冠: 金、歩5
△増田六段: 飛2、角、金、銀2、香、歩3
昨日行われました
第16回朝日杯将棋オープンin名古屋の二日目に
地元・愛知出身の神童・藤井聡太五冠が登場。
午前に行われた1回戦で阿久津主税九段を下した藤井五冠は
準決勝進出を懸けた午後からの2回戦で増田康宏六段と対戦。。
結果は、上図169手までで執念の大逆転勝利を飾りました。。
130手目△6七銀打。
▲藤井五冠: 銀、歩4
△増田六段: 飛、角、金、歩3
戦型は「角換わり相腰掛銀」
中盤のねじり合いから玉の上部脱出に成功した
増田六段は敵陣トライを決めた後、怒涛の猛攻。。
玉の逃げ場のない藤井五冠を追い詰めます。。
が、しかし。。
【 投了図・169手目▲6八金 】
投了図での持ち駒
▲藤井五冠: 金、歩5
△増田六段: 飛2、角、金、銀2、香、歩3
中盤の競り合いからすでにしたたかに。。
終盤を見据えて我慢を重ねて網を張り続けた藤井五冠が
絶体絶命の局面をギリギリ凌いで、驚天動地の逆転に成功。。
上図の局面で増田六段を無念の投了に追い込みました。。
終局時刻は午後4時28分。
ド迫力の攻防を制し、あらためて底なしの底力をみせつけた
藤井五冠が堂々のベスト4進出を決めました。。