第4期清麗戦5番勝負/第3局「里見女流四冠、完勝でタイトル奪還」
初防衛を目指す加藤桃子清麗に
女流将棋の第一人者・里見香奈女流四冠が挑戦する
第4期大成建設杯清麗戦5番勝負。
ここまで2局を消化し、里見女流四冠が2連勝。。
タイトル奪還に王手を掛けて迎えた大一番/第3局が、本日
愛知県名古屋市の「名古屋マリオットアソシアホテル」にて
運命の幕を開きました。。
先手は加藤清麗。
カド番でもう後のない本局の初手は
飛車先を突く▲2六歩から。。
2手目△3四歩。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: なし
△里見女流四冠: なし
対します、里見女流四冠は2手目に
角道を開く△3四歩と返し、対局はスタート。。
8手目△5二飛。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: なし
△里見女流四冠: なし
里見女流四冠は9筋の端歩を突き合った後
先手が居玉を解除したのをみて(7手目▲6八玉)
飛車に手をかけ5筋へと振り、大一番はやはりエースの
「ゴキゲン中飛車」を投入、戦型は「対抗形」となりました。。
この手をみて、加藤清麗は
3分の少考で飛車先を決めると(9手目▲2五歩)
里見女流四冠も居玉を解除したのをみて。。
(10手目△6二玉)
11手目▲2四歩。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: なし
△里見女流四冠: なし
本局への意気込みを投影すうかのように
加藤清麗はそのまま飛車先の歩を突き合わせました。。
35手目▲6七金。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: 歩
△里見女流四冠: なし
挨拶代わりの歩交換が成立すると
局面は落ち着き、両者は息を合わせて玉の囲いを目指します。
先に振り飛車の相棒「美濃囲い」を完成させた後手に対して
加藤清麗は上図で格調高く、「高美濃囲い」を築きます。。
41手目▲6七金。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: 歩
△里見女流四冠: なし
さらに駒組みは続きますが
「銀冠」への組み替えを目指す里見女流四冠が
桂馬を跳躍させた(40手目△7三桂)、次の瞬間
加藤清麗が7筋から仕掛けを開始しました。。
里見女流四冠は△6三銀引と受けに回って、以下
▲7四歩~△同銀~▲3五歩~△同歩~▲2五飛に
△3六歩~▲同銀~△6五歩~▲3五飛をみて
下図52手目△5六歩と進行。。
52手目△5六歩。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: 歩3
△里見女流四冠: 歩2
7筋の歩を取り込んでから飛車の活用を目指す先手に対し
里見女流四冠が歩の突き捨てから反撃に転じた、上図の局面で
午前の対局は終了、お昼休憩突入となりました。。
【 お昼のオーダー 】
加藤清麗
特別メニュー(つる屋の和食)
静岡県産メロンのパンナコッタ
静岡県産ほうじ茶ロールケーキ
里見女流四冠
ひつまぶし、アイスロイヤルミルクティー
57手目▲7五歩。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: 歩3
△里見女流四冠: 歩4
午後の対局開始の一手で
加藤清麗が突き合わされた5筋の歩を取り込むと
里見女流四冠は6筋の歩を取り込出から飛車を突進させますが
加藤清麗は構うことなく、銀の頭上へ銀を突き立て勝負に出ます。。
盤上の緊張が一気に高まる中
里見女流四冠が爽やかに、△8五銀とかわしたのをみて。。
59手目▲3三飛成。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: 角、歩3
△里見女流四冠: 歩4
加藤清麗はガツンと飛車を突進。。
大駒の交換して高らかに、いざ決戦を告げました。。
が、しかし。。
72手目△5七飛成。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: 桂、歩2
△里見女流四冠: 角、金、桂、歩4
そのまま終盤戦に突入すると
里見女流四冠は二枚の飛車を敵陣へと成り込み
あっという間に「詰めろ」をかけて、大きく、力強く
形勢の針を引く寄せます。。
81手目▲7七桂。
上図での持ち駒
▲加藤清麗: 桂、歩2
△里見女流四冠: 金、歩4
後手の厳しい寄せを前にして
苦しくなった加藤清麗は必死の受けで耐え忍び
来たるべきチャンスを待ちますが。。
【 投了図・108手目△6四桂 】
投了図での持ち駒
▲加藤清麗: 飛、金、歩3
△里見女流四冠: 金、桂、歩5
里見女流四冠はつける隙を一切与えず
先手玉を完全無欠に打ち取った、上図の局面をみて
加藤清麗はついに力尽き、無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後4時25分。
この瞬間、圧巻の開幕3連勝で番勝負を見事制した
里見女流四冠が清麗奪還に成功、女流五冠に復帰しました。











