本日は第71期王将戦挑戦者決定リーグ/3回戦「羽生九段-広瀬八段」
SNS等での記譜の使用や呟きが全面的に禁止される中
超豪華なメンバーによる優勝争いが静かに展開されている
第71期王将戦挑戦者決定リーグ。。
□ 王将戦挑戦者決定リーグ対戦表 □
このリーグでも
充実の神童・藤井聡太三冠が開幕2連勝で首位に立ち
羽生善治九段が1敗で後を追い、中盤戦を迎えました。。
本日は注目の羽生九段が登場。
広瀬章人八段との3回戦に臨みます。。
<第71期王将戦挑戦者決定リーグ/3回戦>
羽生善治九段-広瀬章人八段
羽生九段の今期ここまでの成績は
17戦6勝11敗(.353)。順位戦はA級で1勝2敗。
7月から10月にかけて泥沼の7連敗と不振を極めましたが
このところは王将リーグで2連勝と復調傾向にあります。。
通算獲得タイトル数99期、永世七冠を達成し
将棋界初の国民栄誉賞も受賞した偉大なる将棋の代名詞は
AIでの研究が席巻する現在の将棋界でもがき苦しみながら
感性を研ぎ澄まし、虎視眈々と復活の時を待ちます。。
対します、広瀬八段の今期ここまでの成績は
20戦10勝10敗(.500)。順位戦はA級で1勝2敗。
「振り飛車穴熊」を武器に白星を量産した若手時代から
スタイルを進化させ、現代将棋界屈指の居飛車の本格派として
A級、そしてタイトル戦線のすっかり常連となった広瀬八段もまた
今期ここまでは実力を発揮できない不本意なシーズンに。。
今後の巻き返しへ、そして来期へ繋げる意味でも
王将リーグとA級順位戦で存在感を示し、弾みをつけるべく
まずは大きな注目の集まる本局へ、静かな闘志を燃やします。。
気になる両者の対戦成績は
ここまで35戦して、羽生九段が20勝15敗とリード。
しかし、ここ10戦は広瀬八段が7勝3敗と指し込みます。。
優勝争いへの生き残りをかけた大事な戦い
羽生九段の将棋を静かに見守り、結果を待ちます。。