若き精鋭を3連破。。第62期王位戦挑決L・白組/3回戦「羽生九段完勝で白組トップを快走」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

若き精鋭を3連破。。第62期王位戦挑決L・白組/3回戦「羽生九段完勝で白組トップを快走」

第61期王位戦中継サイト

第62期紅白リーグ戦対戦表

 

【 投了図・137手目▲3四銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 金、桂、歩4

△近藤七段: 角、金、銀、桂、歩2

 

昨日、東京・将棋会館にて行われました

第62期王位戦挑戦者決定リーグ・白組/3回戦

注目の「羽生善治九段-近藤誠也七段」の一戦は

上図137手までで、先手・羽生九段が勝利。。

 

終盤戦突入までの流れ

 

 

 

 

85手目▲3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 歩2

△近藤七段: 桂2、歩

 

近藤七段が後手番で趣向の「袖飛車」を投入し

力戦模様の進行となりましたが、羽生九段は動じず

上手く相手の仕掛けを押さえ込んでから反撃に転じ

分厚い攻めで攻防の主導権を握りました。。

 

 

 

115手目▲3四歩。

 

上図での持ち駒

 

▲羽生九段: 歩4

△近藤七段: 桂

 

終盤戦は羽生九段の独壇場。。

飛車・角の大駒を気持ちよく敵陣に成り込むと

相手の大駒を完璧に押さえ込み、磐石の態勢で

最後の仕上げに取り掛かります。。

 

「羽生九段-近藤七段」の棋譜はこちら

 

【 投了図・137手目▲3四銀 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲羽生九段: 金、桂、歩4

△近藤七段: 角、金、銀、桂、歩2

 

若手ナンバー1の実力者と評される

近藤七段も大差のついた終盤戦に成す術なく

上図の局面をみて、無念の投了を告げました。。

 

終局時刻は午後8時ちょうど。

見事な快勝を飾った羽生九段はこれで開幕3連勝。

活きのよい若手を次々と撃破し、健在ぶりを示しながら

堂々と、白組トップを快走します。。