若き精鋭を3連破。。第62期王位戦挑決L・白組/3回戦「羽生九段完勝で白組トップを快走」
【 投了図・137手目▲3四銀 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 金、桂、歩4
△近藤七段: 角、金、銀、桂、歩2
昨日、東京・将棋会館にて行われました
第62期王位戦挑戦者決定リーグ・白組/3回戦
注目の「羽生善治九段-近藤誠也七段」の一戦は
上図137手までで、先手・羽生九段が勝利。。
85手目▲3四歩。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 歩2
△近藤七段: 桂2、歩
近藤七段が後手番で趣向の「袖飛車」を投入し
力戦模様の進行となりましたが、羽生九段は動じず
上手く相手の仕掛けを押さえ込んでから反撃に転じ
分厚い攻めで攻防の主導権を握りました。。
115手目▲3四歩。
上図での持ち駒
▲羽生九段: 歩4
△近藤七段: 桂
終盤戦は羽生九段の独壇場。。
飛車・角の大駒を気持ちよく敵陣に成り込むと
相手の大駒を完璧に押さえ込み、磐石の態勢で
最後の仕上げに取り掛かります。。
【 投了図・137手目▲3四銀 】
投了図での持ち駒
▲羽生九段: 金、桂、歩4
△近藤七段: 角、金、銀、桂、歩2
若手ナンバー1の実力者と評される
近藤七段も大差のついた終盤戦に成す術なく
上図の局面をみて、無念の投了を告げました。。
終局時刻は午後8時ちょうど。
見事な快勝を飾った羽生九段はこれで開幕3連勝。
活きのよい若手を次々と撃破し、健在ぶりを示しながら
堂々と、白組トップを快走します。。