大一番もらしさ全開。。第70期王将戦挑戦者決定リーグ/6回戦「全勝対決、永瀬王座が制す」
【 投了図・169手目▲4二角成 】
投了図での持ち駒
▲永瀬王座: 角、銀、桂、香2、歩4
△豊島竜王: 桂、歩
昨日行われました大一番
第70期王将戦挑戦者決定リーグ/6回戦
「豊島将之竜王-永瀬拓矢王座」の全勝対決は
上図169手までで、先手・永瀬王座が勝利。
42手目△4六角。
上図での持ち駒
▲永瀬王座: なし
△豊島竜王: 角
戦型は「相矢倉/脇システム」
互いにガッチリと自陣の駒を組み上げ迎えた
上図の局面で、豊島竜王が角交換を敢行。。
長い戦いの幕が開きます。。
99手目▲5二馬。
上図での持ち駒
▲永瀬王座: 角、歩2
△豊島竜王: 桂、歩3
中盤戦の主導権を握ったのは永瀬王座。。
飛車・角の大駒をダイナミックに活用しながら
形勢を引き寄せ、終盤戦へと突入すると。。
137手目▲9五玉。
上図での持ち駒
▲永瀬王座: 角、銀、桂、香、歩3
△豊島竜王: 飛、桂2、歩4
9筋の端から食いついた豊島竜王の反撃を
待っていましたとばかりに、永瀬王座はスルスルと
玉を上部に脱出させ、もはやすっかり名物となった
「入玉」模様で激辛く、永瀬流の勝利を追及します。。
【 投了図・169手目▲4二角成 】
投了図での持ち駒
▲永瀬王座: 角、銀、桂、香2、歩4
△豊島竜王: 桂、歩
豊島竜王は懸命に先手玉を押し返そうとしますが
永瀬王座は動じることなく、玉の安全を確保してから
鋭く寄せに入った上図の局面をみて、豊島竜王は
万策尽き果て無念の投了を告げました。。
らしさ全開で全勝対決を制した
永瀬王座はリーグ開幕から無傷の5連勝を飾り
挑戦権獲得へ王手を掛けました。。
一方、痛恨の黒星を喫した
豊島竜王は4勝1敗となりました。。
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