本日は、第３３期竜王戦ランキング戦１組５位決定戦/１回戦「渡辺三冠－三浦九段は相掛かり」
本日行なわれています
第３３期竜王戦ランキング戦１組・５位決定戦/１回戦
注目の「渡辺明三冠－三浦弘行九段」は、振り駒の結果
先手は三浦九段に決定。。
２手目△８四歩。
上図での持ち駒
▲三浦九段： なし
△渡辺三冠： なし
三浦九段の初手は飛車先を突く▲２六歩から。
対します、渡辺三冠も２手目に同じく飛車先を突く
△８四歩と返して、対局はスタート。。
４手目△８五歩。
上図での持ち駒
▲三浦九段： なし
△渡辺三冠： なし
次に両者は息を合わせて飛車先を決め
戦型は「相掛かり」となりました。。
９手目▲５八玉。
上図での持ち駒
▲三浦九段： なし
△渡辺三冠： なし
互いに角頭を金で受け、飛車の横に銀を立ててから
三浦九段が玉を立て、「中住まい」に構えると。。
１０手目△５二玉。
上図での持ち駒
▲三浦九段： なし
△渡辺三冠： なし
渡辺三冠も玉を立て、「相中住まい」としました。
正調の同形模様の進行から、次に三浦九段が
角道を開けたのをみて（１１手目▲７六歩）。。
１２手目△８六歩。
上図での持ち駒
▲三浦九段： なし
△渡辺三冠： なし
渡辺三冠は８筋の歩をつき合わせ
先に飛車先から仕掛けを開始しました。。
１５手目▲２四歩。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 歩
△渡辺三冠： 歩
以下、▲同歩～△同飛の進行で歩交換が成立すると
三浦九段は返す刀で、自らの飛車先の歩を突き合わせます。。
２０手目△３四歩。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 歩２
△渡辺三冠： 歩
同じ手順で２筋でも歩交換が成立すると
渡辺三冠は突進してきた先手の飛車先に歩を打ち
穏便におさめてから、自らの角道を開きました。。
引き下げた飛車で７筋の歩にヒモを付けた
三浦九段はここで８筋をおさめます（２１手目▲８七歩）。。
２６手目△７五。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 歩
△渡辺三冠： 歩
同形模様の進行はさらに続き
両者は戦場で歩を突き合わせました。。
３０手目△３六歩。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 歩３
△渡辺三冠： 歩
歩交換の流れで飛車を３筋に回した渡辺三冠は
その先へ歩を打ち込み、先手の飛車の横利きを止めました。
すると、次の瞬間
３１手目▲２二角成。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 角、歩３
△渡辺三冠： 歩
三浦九段は角交換を敢行。。
局面を動かし、いざ開戦を告げました。。
渡辺三冠は△同銀（３２手目）と払って、以下
▲３五歩～△５四歩～▲４六角～△７三角に▲３六飛～
△４六角～▲同飛～△２四飛～▲３七角～△７三角～
▲２五歩～△同飛～▲７四歩～△６四角（４６手目）に。。
４７手目▲８六飛。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 歩２
△渡辺三冠： 歩２
大駒を駆使した迫力ある主導権争いから
三浦九段は飛車を８筋に開き、突破を狙います。。
５３手目▲８二角。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 歩
△渡辺三冠： 角、香、歩２
飛車・角の両取りがかかった渡辺三冠は
角を取り込んでから、飛車を敵陣に成り込みました。。
一方、底歩で守りを固めた（５１手目▲２九歩）
三浦九段も上図で手持ちの角を敵陣８筋へと投入。。
香車を取り込み、馬を作ります（５５手目▲９一角成）。。
５９手目▲６九玉。
上図での持ち駒
▲三浦九段： 歩
△渡辺三冠： 香、歩
しかし、先手を取ったのは渡辺三冠。
攻勢強める後手に対し、三浦九段が玉を下げ
戦場から遠ざけた上図の局面で、夜戦に備えて
夕食休憩突入と成りました。。
現局面では後手優勢か。。
夕食休憩明けからの終盤戦が楽しみです。。
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