急転直下のどんでん返し。。第69期王将戦挑戦者決定L/最終戦「広瀬竜王、神童下し挑戦権獲得」 | 柔らかい手~個人的将棋ブログ

急転直下のどんでん返し。。第69期王将戦挑戦者決定L/最終戦「広瀬竜王、神童下し挑戦権獲得」

王将戦 – 毎日新聞
第69期王将戦挑戦者決定リーグ対戦表

 

【 投了図・126手目△7七桂成 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲藤井七段: 金、桂、歩3

△広瀬竜王: 金、歩

 

本日決着をみました

第69期王将戦挑戦者決定リーグの大一番

注目の「広瀬章人竜王-藤井聡太七段」は

上図126手までで、後手・広瀬竜王が勝利。

 

 

戦型は格調高く「相矢倉」

 

 

80手目△6七同角成。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井七段: 飛、銀2、歩2

△広瀬竜王: 金2、歩2

 

歴史的大一番の戦型は「相矢倉」

銀交換を合図に、直線的に踏み込んだ広瀬竜王が

先手の「矢倉」を丸ごと剥がし、寄せに出ますが。。

 

 

 

107手目▲3ニ金。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井七段: 歩4

△広瀬竜王: 飛、金2、銀、歩

 

後手の猛攻を際どくかいくぐりながら

藤井七段も渾身の反撃に転じ、終盤戦は一手を争う

手に汗握る白熱の展開となりました。。

 

が、しかし。。

 

 

 

111手目▲6八歩。

 

上図での持ち駒

 

▲藤井七段: 歩3

△広瀬竜王: 金2、銀、歩

 

再び手番が後手に回った上図の局面が

急転直下、本局のハイライトとなりました。。

 

王手を防いだ▲6八歩の受けで先手玉は頓死。。

先手が握った形勢は、後手の手中に流れ込みます。。

 

 

【 投了図・126手目△7七桂成 】

 

 

投了図での持ち駒

 

▲藤井七段: 金、桂、歩3

△広瀬竜王: 金、歩

 

勝機を掴んだ竜王は詰みを逃さず。

粘る先手玉を丁寧に仕留め上げた、上図の局面で

藤井七段はついに力尽き、無念の投了を告げました。。

 

「広瀬竜王-藤井七段」の棋譜はこちら

 

 

名勝負は思わぬ幕切れとなり

この瞬間、広瀬竜王が王将戦挑戦権を獲得しました。