激烈なねじり合い。。第69期王将戦挑決リーグ/3回戦「羽生九段、豊島名人に魅惑の逆転勝利」
【 投了図・132手目△6四歩 】
投了図での持ち駒
▲豊島名人: 飛2、角2、歩4
△羽生九段: 歩
昨日行なわれました注目カード
第69期王将戦挑戦者決定リーグ/3回戦
「豊島将之名人-羽生善治九段」の一戦は
上図132手までで、後手・羽生九段が勝利。
116手目△8一銀。
上図での持ち駒
▲豊島名人: 飛、角2、香、歩4
△羽生九段: 金、銀、桂
戦型は両者得意の「相掛かり」。
互いに妥協のない踏み込みからいざ、開戦に至ると
寄せに入った羽生九段の猛攻を巧みにかいくぐり
豊島名人は玉の上部脱出に成功します。。
しかし、執拗に敵将に絡みつきギリギリで形勢を保った
羽生九段は手番を渡さず、渾身の寄せで勝利を目指します。。
【 投了図・132手目△6四歩 】
投了図での持ち駒
▲豊島名人: 飛2、角2、歩4
△羽生九段: 歩
最後まで難解なねじり合いが続く中
羽生九段の鋭い攻め手は途切れることなく
先手玉を追い込み、豊島名人は上図の局面で
ついに力尽き、無念の投了を告げました。。
名人相手に腕力と底力をみせつけた
羽生九段は魅惑の勝利で王将リーグ会心の白星発進。
一方、敗れた豊島名人は2勝2敗となりました。。