次戦で「羽生世代対決」実現。。第69回NHK杯/2回戦「丸山九段、拘りの角換わりで完勝」
【 投了図・79手目▲3五金 】
投了図での持ち駒
▲丸山九段: 飛、角、香、歩3
△佐々木五段: 金、銀
昨日放送されました
日曜午前のお楽しみ、第69回NHK杯/2回戦
注目の「丸山忠久九段-佐々木大地五段」の一戦は
上図79手までで、先手・丸山九段が勝利。
8手目△7七角成。
上図での持ち駒
▲丸山九段: なし
△佐々木五段: 角
強い拘りのもと深い研究を積み重ねる
現代将棋界を代表する「角換わり」のスペシャリスト
丸山九段に対して、佐々木五段は臆せず角交換を敢行。
まずは手損のない「ノーマル角換わり」となりました。
39手目▲3四銀。
上図での持ち駒
▲丸山九段: 角、歩
△佐々木五段: 歩
角交換成立後
「腰掛銀」に構えた佐々木五段は居玉のまま
積極的な指し回しで手番を握ると、手持ちの角を
早々と自陣に投入し、形を決めました。。
しかし、「早繰り銀」に構えた丸山九段は
飛車を合わせた3筋を起点に激辛く反撃に転じ
後手の角を咎めつつ、熱く戦端を開きます。。
62手目△3九角成。
上図での持ち駒
▲丸山九段: 角、金、銀、歩2
△佐々木五段: 飛、銀、歩
丸山九段の主導で駒が捌かれ迎えた終盤戦。。
佐々木五段は上図で角をタダ捨てする強襲をみせ
力づくの勝負に出ますが。。
【 投了図・79手目▲3五金 】
投了図での持ち駒
▲丸山九段: 飛、角、香、歩3
△佐々木五段: 金、銀
受けに厚く、攻めに熱い
丸山九段は「激辛流」の本領発揮。。
後手の攻めを凌いでから、厳しく寄せに入り
上図で佐々木五段を投了に追い込みました。。
拘りの戦型で完勝を飾った
丸山九段は気分良く、3回戦進出が決定。。
次戦は同世代のライバル・佐藤康光九段と
ベスト8進出を懸けて激突します。。
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大将は好調キープで秋の陣へ
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年明けのタイトル戦線も活発に。。